芝居に熱が入ること

朝、昨日の強風で折れたトマトの支柱を直す。四隅に一つずつ立てている支柱のうち、窓から見て左の向こう側にあるものが、半分のところで折れ曲がっていた。

代わりに支柱を立て、横に渡した棒をそちらと結びつけた。トマトの重みがすごかった。

トマトを5個収穫。トータル39個。

一日中曇っており、気温も26度くらいだったので、一昨日までと比べて大変涼しかった。エアコンをつけずに作業をした。

夕方、自転車で下北沢へ。以前まで井の頭線西口の北側に無料で自転車を止められるスペースがあった。そこに向かったが、自転車は一台も止まっていなかった。どうやら駐輪スペースとしては廃止になったらしい。

スズナリ近くの駐輪場で自転車を止めた。

『俺流塩ラーメン』で、塩こってりラーメンを食べる。

7時半、なべさん出演の舞台観劇。なべさんは前半ほぼ出ずっぱりで、昔から見慣れた芝居を、熱を込めて演じていた。

昨年の今頃、同じカンパニーの作品に出演した時は、この熱が感じられなかった。芝居のあと、下北の居酒屋で少しだけ飲み、楽しそうに芝居しているなべさんが見たいという感想を述べて別れた。

その時と比べて、楽しそうかどうかはともかく、熱の入り方は今回の方がはるかに強かった。

小劇場の芝居は、ホンや台詞が悪くても、間近に立っている役者の熱がそれを凌駕することはある。そのことを思い出させてくれた。

終演後、なべさんに簡単な感想を述べ、劇場を出る。

10時前帰宅。

レモンサワーを飲み、ロバート秋山のクリエイターズファイルを見て、グイン・サーガ137巻『廃都の女王』を読んだ。

『廃都の女王』読了。スカールがフェラーラ入りし、キタイから魔族を守る話と、村を燃やしたアッシャが人々から忌み嫌われ苦る話と、ヤガで年寄り僧と出会うブランの話。村を燃やした時のアッシャと、アッシャをあしざまに罵る少女は、『許せない』という心情において通底している。五代ゆう氏の書くグイン・サーガは、どうも、この心情をベースに軽挙妄動する登場人物が多いようだ。そして、大抵、ろくなことにならない。

2時就寝。