幼児番組に出たことが3回ある。
「おかあさんといっしょ」に2回。
「とびだせパンポロリン」に1回。
たぶん母親が応募したのだろう。
初めて出た「おかあさんといっしょ」のことはほとんど覚えていない。
2回目に出た時は井の頭公園のロケで、田中星児に頭を撫でてもらった。
『ビューティフルサンデー』の大ヒット以前のことである。
「とびだせパンポロリン」は幼稚園に通っていた5歳の時に出た。
収録が10月で、放送が11月だった。
放送の翌日、幼稚園バスの中で、
「昨日健ちゃん出てたでしょ」
と言われた。
健ちゃんとは無論、塚本健一の健であり、劇団員松本健のことではない。
パンポロリンはマイナーな子供番組だったが、それでも1980年代まで続いた。
歌と踊りのお兄さん達のことを、ずっと「ずうとるび」だと思っていたが、それは勘違いだったようだ。
新井康弘によく似た人がいたため、子供脳が勝手に「ずうとるびだ!」と判断していたのだろう。
ずうとるびは人気があった。
紅白に出たのだ。
しかし、今では懐かしのヒット曲系の番組でさえ、ずうとるびが顧みられることはない。
「笑点」で座布団運びをしている山田隆夫がリーダーだったが、人気絶頂期に脱退している。
解散後のメンバーが、テレビの歌番組で一度も再結成していないのは、その時の軋轢が尾を引いているのだろうか。
ずうとるびのことを考えていたら夕方になっていた。
にら、チンゲンサイ、もやし、豚肉で野菜炒めを作って食べる。
夜10時からジョギング。
東小金井の踏切を渡り、スタジオジブリの前を通り、亜細亜大学の前を北に走り、五日市街道を喜平橋まで走り、連雀通りまで南下して武蔵小金井へ。
気温の高さのため、すさまじい量の汗が出た。
走り終わる頃、シャツが重くなっていた。