バイクで稽古場取り

 ケストナー『飛ぶ教室』読む。
 冒頭、母親に原稿書きをせっつかれているシーンに苦笑。
 みんなそうなんだなあと、身につまされる。

 中野の稽古場取りに行く。
 南中野から北に向かってまわる。
 はじめは久しぶりのバイクに戸惑ったが、バイクといってもMajestyという大型スクーターなので、すぐに慣れることが出来た。
 しかし、走っていてすぐに、オイル切れサインが出ていることに気づいた。
 オイル交換をしてないのだろうか。

 夕方、小雨降る中をバイクで帰宅。
 思ったよりも寒かったので、体が冷え切っていた。

 昼はつけそば、夜はソーメンを食べる。 
 昨夜からの麺類禁断症状が幾分緩和された。

 近代能楽集の『卒塔婆小町』読む。
 岩松了『お父さんの海水浴』読む。

 『お父さんの海水浴』は、1989年の『新劇』に収録されているもの。
 『新劇』はその後まもなく『しんげき』とひらがな表記になり、内容もミーハーなものになって、その後さらに雑誌名と判型が変わり、ついには廃刊になってしまった。
 『新劇』のままで良かったのに。

 そういえば1992年にベンガルと綾田俊樹の『AとBの俳優修業』という芝居を見に行った時、劇中で『しんげき』廃刊に触れ、
 「あれじゃあね」
 と二人がつぶやき合うシーンがあった。
 演出は木野花さんだった。