午前中、植木水やり。小松菜にたかるカブラハバチの幼虫はまだ何匹かいた。見つけ次第プランターの外世界へ弾き飛ばす。
暑かった。しかし、走るタイミングを失い、結局走らなかった。長い距離を走るべきか、流しやペース走を走るべきか、わからなかった。ペース走をやろうとしても、おそらく体の重さのため、5キロくらいウォーミングアップをしないと、走れるようにはならない気がした。
夕方、借りた本を返しに南台図書館へ。途中、環七の信号待ちをしていると、「そこは歩行者の通るところですからどいてください」という声がした。数メートル後ろにいる男がオレに声をかけていた。
自転車を車道ラインに移動し、後ろにハンドサインを送った。しかし、俺の前には歩道で信号待ちをしているママチャリおばさんがいた。うしろのやつ、おばちゃんには声かけないのかなと思っていると、再び同じ声が聞こえた。「そこは歩行者の通るところだからどいてください」
オレに言ってるんじゃないよな、オレはもう車道にいるぜ? そう思って振り向くと、その男は別の男性に声をかけていた。しかしその男性は自転車を移動しなかったようだ。すると、男は声のボリュームを上げていき、最後は怒鳴る調子にまでなっていた。
信号が青になったので環七を渡り、図書館へ行き本を返した。同じ道を戻り、先ほどの男がいた交差点で、反対側から信号待ちをする。男はいなかった。
あの男の責められる点は、正しいことは大声で他人に指摘してもいいのだと一切疑わないありようだったろう。そういう人間は、醜く見える。そして、醜い人間が言うと、正しいことが正しくないように感じられる。結果、あの男が言うことはやりたくないと、反射的に思う人間が出てくる。
なんてことを思いなから帰宅。要は、歩道に自転車を止めるのは間違っていると指摘すること自体は正しいのだが、その正しさは、言う人間の人間的正しさとは関係ない、ということだろう。そういう注意は感情をこめて言わない方がいいのだ。言う人とは関係ないのだから。
夜、「こぎつね」「おうし」「夢想」それぞれ練習。練習時間がまた少なくなってきている。
1時就寝。