『1Q84』を読んでいて、ヘミングウェイの文体が気になったので、『われらの時代・男だけの世界』再読。
読み返すのはたぶん3回目。
仕事は、午後になって頭の線が切れる。
眠くて仕方なかった。
朝、ソーセージとミロという変則的なメニューで朝食。
昼、サラダとカップヌードル、夜は野菜の味噌汁。
へんてこな食事が続くが、お腹の張りはかなりおさまってきた。
外を歩く時、ウォークマンで『JPN』を聴く。
収録曲の3分の2を、過去のシングル曲が占めている。
曲目を知った時、正直なところ少しがっかりした。
だが、聞き覚えのある曲が3曲続き、新曲の「MY COLOR」を耳にした瞬間のときめくような感じは、新曲ばかり入ったアルバムでは味わえなかったと思う。
新曲は2曲ずつ、それぞれシングル曲の挟まれている。
過去、現在、過去、現在、そして過去と続き、ループは閉じる。
最後の過去は、過去といってもついこの前出たシングル「スパイス」だ。
ループ再生すると、「スパイス」から一曲目に戻るつながりが、ものすごく自然であることがわかる。
つまりこのアルバムは、ただの「曲順」ではないのだ。
過去のシングル曲は、ジグソーパズルのピースのように、そこ以外あり得ないところに置かれ、間を新曲が埋めることで、現在のPerfumeが浮かび上がる。
それは、自分以外の何かのフリをする3人組ではなく、力を抜いたあるがままの姿だ。
「FAKE IT」が入っていないのも納得できる。
前作『?』の時は、新曲の「Night Flight」から聴くということをよくしていたが、今回はそういうことはしたくない。
この曲順で聴くということに意味がある。
新曲はどれも素晴らしい。
子供向けの歌みたいな「時の針」も、ミドルエイトのメロディが凝っていて、深い味わいを醸している。
Perfumeの曲は、何かを語らずにはいられなくさせる力がある。
一言では足りないのだ。