トルコに負けて虹が出る

 運命のトルコ戦。
 仕事中にヤフーを盗み見る。
 前半が始まってすぐに1点を取られた。
 イヤな予感がした。

 仕事が終わった時点で後半20分経過。
 まだ1点負けていた。
 稽古場に行く道すがら、街頭テレビを探している自分に気付く。

 稽古場に着いて健ちゃんに聞く。
 「負けた」
 ああ、やっぱりそうだったか。
 今回はなぜか、オーラというか予感というか、そういうものを感じなかった。
 だから、残念ではあったが予想外ではなかった。

 まあ、予選でロシアに負けていたとしても同じような感想を漏らすかも知れないのだけど。
 自己を防御するために。

 外を見ると、雨が上がり虹が出ていた。

右下の窓にいるのは阿部さん

 負けて悔しいのは確かにあるのだけど、今感じている思いはそんなことではないと思った。
 終わってしまったことへの寂しさが強い。
 しかも試合が終わってから雨がやみ、虹まで出るとなると、出来すぎの感すら覚える。

 そういうわけで稽古は気勢があがらず、しんみりしたものとなった。

 稽古後、松井智美に役について質問攻めされる。
 答えられる限り答えたが、抽象的な説明が多くなってしまったかもしれない。
 それでも彼女は高田馬場駅で「わかりました」と言ってくれたのだが。
 もしかしたらこの駅で別れるから、とりあえずわかったフリをしたのか?

 11時、実家へ。
 食うものを探したが、甘栗しかなかった。
 5つばかり食う。