日常と劇場が近い中日

稽古の合間に読んだ本は、9月の末に落合博満『野球人』、ビートきよし『相方』、小林信彦の本を再読し、鈴木利宗『地獄の伊東キャンプ』を仕込み全日に読み終えた。
野球と笑いの本ばかり。
今は植木等『夢を食いつづけた男』を読み始めている。

本番三日目。
劇場入りは昼前だったので、精神的に大きなゆとりがあった。
ゆとりが生まれると、9月10月にできなかったことへの反省が出てくる。

制作は、9月上旬にDM関連の作業をして以降、その場しのぎだけでやっていた。
精神的に肉体的に、続けられなくなるかもしれないと思ったし、三日目の今日も、うきうきと次回公演のことを考えられなくなっている。

12時前に劇場入り。
昨日のダメ出しをする。

柳瀬君が良くなっている。
安藤という店員を演じているが、稽古初期に苦労してきた動作を、あっけなくこなすようになっている。
舞台に上がることで、つっかい棒が取れたのかもしれない。

14時、マチネ開演。
良くなったところと、そうでないところあり。
昨日できたのに、今日できないところなど。
技術じゃなく、感情をコントロールする部分。

ソワレの集合時間までゆとりができる。
食事に出る者、個人的な用事をする者、休む者、それぞれ。

19時、ソワレ開演。
4ステージ目になり、芝居は安定してきた。

終演後、上岡君に会う。
9時に来てしまったらしく、内容がまったくわからなかったとのこと。
撮影したDVDをあげる約束をした。

後片付けをし、潮田君と受付周りの報告と対応について話す。

劇場を出て、先に飲みに行っている役者たちに合流するため、昨日と同じ店に行く。
店内を探すが、誰も見あたらなかった。
メールで店を確認するが、返事がなかったので別の店に移動する。
そこにもいなかった。
元の店に戻って再度探すが、やはり誰もおらず。
諦めて外に出ると11時近くになっていた。
帰ろうと思い、改札を通ったら、メールの返事が来た。
今日は遠慮すると返信する。