待たせること待たれること

昨日はカツ丼を食べて、ハンバーガーを食べて、カレーを食べてラーメンを食べた。食べ過ぎだ。どうかしてるが、時々そうなる。

7時半起き。冷凍していたシチューを温め、ブロッコリーを入れて食べた。

「やりすぎコージー」の昔の映像を見る。笑いたい時、今田東野トークを見たくなる。

夕方池袋へ。「空洞」にて味わい堂々の公演観劇。前回見たのは昨年7月だから1年5ヶ月ぶり。その前もさらにその前も、1年以上期間があいていた。にもかかわらず、心待ちにされている。あいた期間が熟成期間のようになっている。

今回は旗上げ10周年をモチーフにしたオムニバスだった。もし旗上げしていなかったら、というIFもの。冒頭とラストを現在で包んでいる面白い本。だが、この本を別の役者たちで演じても、決して同じ面白さは出せないだろう。宛書きされているからではない。たぶん別の作家が書いた本でも、同じことを思うだろう。前回見た時、「友達メソッド」という言葉が頭に浮かんだ。一緒に芝居をしていなくても、つるんだり遊んだりしている時間が、稽古より豊かな成果を与えている。友達同士で劇団を作る例は沢山あるが、その関係性がどういうわけだか最大限に生かされている。ただ仲がいいとか、そういうことでもないと思う。組み合わせの偶然、めぐり合わせの偶然が積み重なった結果だろう。息の合い方は、ちょっとやそっとで太刀打ちできるものじゃない。ワインと同じで、時間に磨かれたものだ。

ナベさんと細田くん見に来ていた。近くの「和ビストロほたる」という店で帰りに飲む。昔のアナログ盤LPのジャケットの内側にメニューが貼ってあった。中森明菜のアルバムだった。隣の席にはなぜかオーナーさんが座っていた。その席のアルバムはベイシティローラーズだった。洋風の煮込みがおいしかった。値段も安い。オーナーがいうには、近くにもう一軒別の店があるらしい。

映画や芝居の話を沢山して、11時半に店を出る。細田君とJRで一緒。新宿で、高尾行き最終に間に合う。国分寺に帰る細田くんぎりぎりセーフ。危ないところだった。