友達と鍋

 友人清水の新居来訪。菊池と共に訪門。鍋を囲む。
 同世代が3人集まると、自然、「昔は良かった」的な口が出てくる。
 無論俺もだが。
 しかし、振り返ってみると俺達は、学生時代からよく愚痴っていたような気がする。

 単位に愚痴り、バイトに愚痴り、財布の中身に愚痴る毎日だった。

 菊池は社会学を専攻し、清水は経済を専攻し、俺は歴史を専攻していた。
 3人揃って何が出来るか? 今日わかった。
 鍋が食える。