スチューデントアパシーアゲイン

 なんだか連休が明けてから調子が悪い。
 昨日の夜はOrangePumPKingの稽古を見学し、健ちゃんに書類を渡した。
 帰りに荻窪で軽く飲み、うちに帰った。
 いつもなら稽古場見学をするとテンションが上がるのだが、昨夜はなぜか何もする気がせず、今朝起きてからも鬱々としていた。
 台本の進みが悪いことが原因かと自己分析してみたが、どうもそうではなさそうだ。
 体調もあまり良くない。
 どこがどう悪いというわけじゃないのだが、夕方になると腹の底が弛緩するように力が入らなくなってしまう。
 たぶん一種の五月病なのだと思う。
 そういえば毎年5月の今頃は調子が悪い。
 最近では一昨年がそうだった。
 モーニング娘。ばかり見てひと月過ごしていたのだから、いつもの自分とは違っていた。
 あの頃の自分だけには戻りたくない。

 ふと気になって昔の日記を調べてみると、1986年5月の連休明けにはすでにその兆候があった。
 中間テスト前、突然あらゆる勉強を放棄してしまい、テストは散々な結果に終わったのだった。

 しかしそんな昔の日記を今読むと、当然のことながら身悶えるほどの恥ずかしさにおそわれる。
 恥ずかしくなくなる時は来るのだろうか?
 燃やそう燃やそうと思っていつもぎりぎりのところで踏みとどまってきたのは、いつかそうした日が来るかもしれないと思ったからだが、まだのようだ。

 横浜の中田市長が、国民年金保険料未納で謝罪した。
 機先を制したのだろう。
 政治家による未納がどんどん明らかになって思うのだが、これは魔女狩りと同じではないか?
 そのうち政治家がみんな辞めてしまったら、どうなってしまうのだろう。

 とはいえ、ライバルの政治家を誹謗するべく未納問題に火をつけたのもまた政治家なのだから、そのうち収まるところに収まるだろうが。