積もる話

 夜眠くなるのが早くなったのは、環境によるものだろう。
 11時を過ぎると町が『もう寝なさい』モードに入る。
 本当に静かなのだ。

 この前の日曜日、小金井の連雀通りを歩いて思ったのは、案外賑やかだなということ。
 車はひっきりなしに通るし、コンビには24時間が当たり前だ。
 その程度で夜型になってしまう俺なのだとすれば、新宿のど真ん中に住んだりしたら、完全コウモリ化してしまうだろう。

 最近なぜか、エビマヨにはまっている。
 油通ししたエビを、弱火でマヨネーズソースと和えるのが作り方の基本で、あとは下味やソースの配合に様々なやり方がある。
 先日、cookdoのエビマヨソースを使ってみたところ、ソースの色がピンク色がかっていた。
 豆板醤がほんの少し入っているようだった。

 元々は中華料理であり、レシピを色々見ると、マヨネーズのほかにコンデンスミルクを使うことが多い。
 コクが出るのだそうな。
 小林ケンタロウのレシピでは、つぶマスタードが入っていた。

 ともあれ、気になって仕方ない以上、飽きるまで作っていくしかない。
 夕方、西友でエビとブロッコリーを買い、うちに帰ってエビマヨを作って食べた。
 マヨネーズの量がどうしてもといった感じになってしまう。

 食後、PHSに電話がかかってきた。
 OXカンパニーの荻野君だった。
 仕事で会社におり、ひと段落ついたところで、なんとなくこの日記を見ていたら電話をしたくなったらしい。
 積もる話も色々あり、それから2時間も話す。
 荻野君の周りの環境が4年くらい前から激変した話には色々感銘を受けた。
 一寸先は闇とか、好事魔多しとか、色んなことわざが浮かんだ。

 電話を切るとすでに夜の11時半だった。
 シャワーを浴びる前にパソコンと机の位置を変えた。
 なかなか重労働だったが、パソコン部屋がよりすっきりした。

 シャワーを浴び、いらない本の整理を少しする。
 2時を過ぎると急に眠くなってきた。
 最近いつもそうだ。
 脱・夜型を目指す意味で、いいことだと思う。