ディケンズで想像するロンドン

 『荊の城』読了。
 爽快でもなく悲惨でもない、絶望とも違うし希望とも違うラストだった。
 というフレーズが解説にあった。
 ただ単に19世紀のロンドンを舞台にしているのではない。
 ディケンズいうところがポイントだ。
 つまり、歴史的存在としてのロンドンではなく、我々がディケンズを読んで想像する19世紀のロンドンなのだ。

 ディケンズなんて12年くらい読んでいない。
 『デビッド・コパフィールド』を読み終えるのに2ヶ月近くかかって以来だ。
 うちの本棚にある。
 引越しの時ダンボールから出し、本棚に並べてある。
 今ならもっと早く読めるかもしれない。

 『FOR BIGINNERS ハイデガー』読む。
 「ある」とは何か?
 ハイデガーの出発点は、なんとなくわかる。
 その先の道が実に険しい。
 言葉が難しい。
 概念が難しい。
 論理が難しく、レトリックが難しい。
 わかったようなわからないような状態でページを繰っている。

 夕方、荻窪から帰宅。
 もやしと鶏肉買う。
 引越し貧乏中なので、食材も安いものばかりだ。

 7時帰宅。
 もやしと鶏肉の炒め物と、アボカドのサラダを食べる。
 ホットケーキミックスをレンジで焼いてケーキにし、コーヒーと一緒に食べる。

 パソコンは相変わらず駄目だ。
 ビデオカードを変えても、ハードディスクを1台ずつにしても、メモリを外しても駄目だ。
 しかし、ウィンドウズ98のCDを入れ、インストールしようとすると、インストーラーはきちんと動作する。
 もちろんそのままインストールしたら、ウィンドウズXPのデータは消えてしまうから、キャンセルしたが、ウィンドウズXPはインストール自体ができないのだ。

 思い当たるフシ。
 それは、去年インストールした、サービスパック2だ。
 SP2と表記されるこのプログラムは、ウィンドウズのセキュリティをより強化したものだが、インストールにまつわるトラブルが多かった。
 しかし自分のパソコンでは今までそれほど大きいトラブルは無かった。
 たまに、インターネットエクスプローラーがエラーになるくらいで、それも気になる頻度ではなかった。
 もちろんパソコンが固まることもなかった。

 となれば、なんとか回復コンソールを起動し、SP2をアンインストールしなければならない。
 実家に戻り、フロッピーの起動ディスクを作るか。
 CDよりは起動する可能性が高いかもしれない。