ガンダム The Origin

安彦良和『機動戦士ガンダム The Origin』の13巻読む。
<黒い三連星>や<赤い彗星>が大活躍する<ルウム戦役>の前編だ。
ガンダムを何度も何度も見た者でないと、この巻の面白さはわからないだろう。
『機動戦士ガンダムThe Origin』は、9巻以降すべてがそうだ。
8巻までは、アニメの進行を丁寧になぞっていたのだが、9巻以降は外伝の趣がある。
そして、ファーストガンダムのファンにとって、これほど面白い読み物はない。

アムロの父がミノフスキ博士に抱いた劣等感。
ドズル・ザビが緒戦の虐殺に抱いた嫌悪感と、それにも関わらずなぜ指揮官として表に立ったかの理由。
ランバ・ラルがなぜ左遷同様に一線から退いたか。
アニメでは描かれなかった各人物の<動機付け>が、非常に丁寧に描かれている。
こういうところは、原作者である富野由悠季よりも、安彦良和の方が丁寧に描く。

今、芝居で、親子や兄弟について考えている。
だが、ガンダムにおける兄弟関係を参考にするとなると、それはすなわち、ザビ家だ。
ザビ家を参考にして書かれた台本って、どういうのだ?

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