ミリンマン

8時起き。
昨日と同じく小雨の降る、気分が滅入るような天気。

いなり寿司とスープで朝ご飯を食べる。
一昨日ふかした芋は、スイートポテトとなって冷蔵庫にある。
食糧事情は外出なしでも大丈夫そうだった。

昼過ぎ、図書館へ。
『賭博者』を返却し、戸川伊佐武『昭和の宰相』1巻と2巻を借りる。
本当はさいとうたかをの『大宰相』が読みたかったのだが、図書館には所蔵されていなかった。
かといって全巻買うほどのことでもないし。
ブックオフにはないし。
あっても高いか、巻数不揃いかだし。

そういうわけで、ならば原作をと思って借りたのだが、『大宰相』が吉田茂から中曽根康弘までの戦後政治を扱っているのに対し、『昭和の宰相』はいきなり犬養毅から始まっていた。
借りてわかった。
戦前、というか昭和初期からだ。
政治の歴史を知る意味では、意味のないことではないけれど、戦後民主主義のおさらいをするには、ちょっとさかのぼり過ぎのような気もする。
ともあれ、まだ読書の秋は続いている。読むとしよう。

夕方、カツ丼を作って食べる。
割り下の醤油が濃過ぎた。
タマネギがまだ固かった。
失敗した。
トンカツは半分だけ使ったので、リベンジ用は冷凍庫に保存しておく。

ニコニコ動画で見た『イシバシ・レシピ』のカツ丼が大変おいしそうだった。
レシピをメモする。
知りたいのは、だし汁・醤油・砂糖・みりん・酒の黄金比だ。
それさえつかめば、あとは予算に応じて出汁やみりんを凝ればいい。

一人暮らしの独身男性で、みりんを常備している人間がいるだろうか。
いるとすれば料理好きか、母ちゃんが定期的に送ってくるかだ。
以前オレも、<みりん常備男>を目指したことがあったが、使いこなすことはついにできなかった。
一本や二本使い切ったくらいでは、舌が育たない。
かといって料理用に日本酒を常備しても、いつの間にか飲んじまう悲しさ。

あると、飲んじまうし、あると、食べちまう。
お酒もジュースもチョコもケーキも。