自分のコーナー

『日本古代史の謎を解く』読む。
説は面白いが、既存の学説や研究者の派閥に対する文句がやたらに挿入されるのが気になる。
著者は高校の元社会科教師らしい。

夕方稽古。
例によっていったんうちに帰り、走って稽古場へ行く。
時間がなかったので寄り道せずに直接行った。
片道2キロ弱。

愛子さんが来ていた。
忘年会のお誘いを受ける。

出来ているシーンをざっと流す。
ゲイ役の二人が、新人バイトを襲っていた。
ハジメちゃんは、体力を使い果たすほど一生懸命襲っており、石井さんのツッコミを受けていた。

店長役のキムラ君は声が良く、たたずまいは硬派風。今回の作品の要だ。
新人バイト役の健吾君は、芝居も新人らしいが、小柄で細身の体は鍛えられているように見受けられる。なにかスポーツをやっていたのだろうか。

オレはその健吾君と絡む。
現在のところ自由にやって良いと言われていたのだが、まだ台本が頭に入っておらず、活字を追いながらいっぱいいっぱいになってしまった。

久世光彦が演出したドラマでは、毎週必ず<コーナー>のように出演する役者がいた。
行きつけの居酒屋にいる細川俊之とか、不条理に登場する近田春夫とか。
今回のオレのシーンも、そうした<コーナー>のようなものと考えて作ったらいいかもしれないと、やりながら思った。

出番以外は共演者の観察に費やした。
みんな若い。
ホスト役の寒河江君は、オオカミに育てられた少年の様な鋭い目で稽古を見ていた。
(あー、生肉食いてえ…)
と思っているようにも見えた。

稽古後、走って帰宅。
往復で5キロ弱だろう。
この季節に体を暖めるための距離としては、片道距離が物足りない。

今日は朝から麺類ばかり食べていた。
讃岐うどん、えぞ菊の味噌ラーメン、ラーメン大のラーメン。
ラーメンが無性に食べたくなるのも、食欲暴走期の特徴である。
小金井に住んでいた頃は、夜中に江川亭やラーメンショップ椿までバイクを飛ばしたものだ。

夜、熱燗にうにの瓶詰めをひとさじ入れて飲む。
杉浦日向子さんの本にイラストが載っていたのを真似してみた。
旨かったが、いい酒でやるほどではない。
安酒を美味しく飲む工夫としてはいいだろう。
焼酎お湯割りでやってもいいかもしれない。