『桃尻娘』読み進む

酷い酔い方をして眠ったため、起きた時二日酔いだった。まだ二日酔いになれるんだと思うと嬉しくなった。

「マロン」「あこや貝」を練習し、稽古場へ。「マロン」はペダルのタイミングが早いと言われ、その部分を練習した。「あこや貝」は転調した後がややこしく、そこの練習方法を学んだ。

昼、カレーライス食べる。昨日作った残り。バーモントカレーの旨さを再確認する。残りのソースを冷凍しようか迷ったが、とりあえずタッパーに入れて冷蔵した。

夕方、走りに行く。ただただ、汗をたくさん出すためのランニング。荒玉水道を神田川まで走り、川沿いを東に走り、永福町に戻るコース。5キロちょっと。汗は、たぶん3リットル以上出たと思う。

夜、エアコンつける。

Amazon Prime Video で、アントニオ猪木 vs モンスターマン戦の映像を見る。1977年に行われた異種格闘技戦。猪木の、戦う肉体が、ひたすら美しい。1990年代半ばの船木や鈴木にもこういう美しさがあったが、シュートだった彼らの方がどういうわけかナルシシズムに溺れている感があった。1977年の猪木は、見られている状態への反応が素朴で、ストイックにさえ見える。

『桃尻娘』読む。美少年の磯村薫が主役の「無花果少年」まで。榊原玲奈や木川田源一もちょろちょろ出てくるので、それぞれの人物像や人間関係がだんだんわかってきた。

玲奈は、とてもかわいいと思う。しかし、発表された1977年時点ではどうだったのだろう。読者の反応としては、男の作家が女子高生言葉で小説を書いたぞ、すごく変だぞ、興味あったら読んでみな、読んだ読んだ、なんだあれ、笑えるけど、あんな女子高生いねえよな、くらいで終わっていたのではないだろうか。

しかし、今、玲奈がかわいいと書いて、彼女を受け入れたと思って満足している自分のダサさときたら何ごとだろう。昭和平成令和の時代変遷に順応して年をとったために、心に余地ができただけの話で、度量が広くなったわけではないのだ。たぶん平成8年頃にこの作品を読んでも、当時の若かりしオレは、全然、面白いと思えなかったはずだ。その、理解力のなさに、自信がある。自分だから。

12時半就寝。