聞かずに聞く

8時起き。
昨日の残りのキーマカレーを食べ、9時過ぎにうちを出た。
10時に劇場到着。
着替えてジョギング。
飛鳥山公園まで往復。およそ25分。

集合後、舞台のプリセット、衣装メイクと準備が進む。
再集合までの時間に、隣の「大勝軒」でつけそばを食べる。
食べ終わって気がつくと、店には女子高生しかいなかった。
下校途中に寄ったと思しい。
野生の女子高生を刺激せぬよう、そっと群を離れて劇場に戻る。

2時、マチネ開演。

3景が昨日よりもゆっくりと進んだ。
健吾君の台詞がきちんと聞けたためだが、自分の役柄ではむしろ人の話を聞かない感じの方が合っている。
健吾君はイライラできなかったようだ。

賢さん、一石君、守屋さん、さかしたさん、樹平さんに挨拶する。
ダメ出しで、3景が崩れたと指摘されたので、健吾君と掛け合いを再確認する。
話を聞いているんだけど、彼には聞いてないように見えるというのがベストのあり方だが、えらく難しい。
頭では聞いていて、態度では聞いておらず、さらに話が飛ぶという感じ。
見た目のみでいえば、集中稽古中の形が一番面白いらしいが、あれは機械的にテンポ良く台詞をとばすだけだから、いずれボロが出る。
やはり、聞かずに聞き、聞きながら聞いていないという境地だろう。
マチネはテンポが落ちたためか、周囲の風景や共演者の表情が異常によくわかった。
ある意味でそれは、神の視点ともいえる。
この体験を踏まえて、ソワレに臨もうと思う。

夕方、板橋までジョギング。
体を暖めたところで衣装とメイクを直し、開場時間となる。

マチネは、聞かない境地を探る。
やはり聞かないとテンポがひとりでに上がる。
会話のテンポをコントロールしていることを実感。
周囲も初日よりよく見えた。

女子プロレスラーのKAORUさんが見に来られる。
『RING』がらみの飲み会などでうろちょろしていたため、顔は見知っていただいていたが、芝居を見てもらったのは初めて。
普段と全然違うので驚いたとの評をいただき、うれしかった。

少しだけ飲みに参加し、帰宅。
『SP』最終回は録画。
前回放送をまだ見ていない。
芝居が終わったら、ゆったりした気分で見るつもり。
楽しみ。