「さぶちゃん」で半チャンラーメン

『周恩来秘録』上巻、半分と少し読み進んだ。
文革がいよいよ始まった。
周恩来は晩節を全うすることを願っていた。
それは毛沢東を君主に見立て、臣下として最後まで尽くすこと他ならなかった。
だが、晩年の毛沢東は、自分がスターリンのように死後批判されることを恐れ、批判者になりうる人物の芽をつもうとしていた。
周恩来は毛沢東を立てつつ、政敵や世間にも気を遣い、悪く言えば八方美人的な処世をする。

と、現在のところ大体そんな内容だ。
生き延びて晩節を全うするために、周恩来の<政治力>は極限までとぎすまされたのではないだろうか。
忍耐力とバランス感覚、そして時局を見る目の正確さに驚かされる。

夕方、水道橋駅から神保町へ。
「さぶちゃん」へ行き、半チャンラーメンを食べた。
バイク便をやっていた頃は、白山通りまで行列が伸びることがあったのに、今日はカウンターに二つ空席があった。
座っている客はみな常連らしく、口を「ムムッ!」といった感じに引き結び、半チャンラーメンを頼んでいた。

べちゃっとしたチャーハンを食べ、東京ラーメンのスープをすする。
なぜか、おいしく感じる。
魔法のようだ。

店を出て白山通りを歩く。
研数学館のレンガ塀がまだあった。
「いもや」は健在だった。

8時半帰宅。
ジョギング、今日も休み。
右膝に違和感があったので、気温も下がったことだし大事をとった。
もしかすると今週は走れないかもしれない。
今月の走行距離は現時点で295キロ。
300キロ越えまであとわずか。
なんとか走りたいものだが、時間作れるだろうか。