自分のペースで

先週、美術の松本さんからメールがあった。
『ラジコン少年』でチラシをデザインしていただいた故林さんが引越しをするため、ドライバーを探しているとのことだった。
その日が今日だったのだが、夕方6時以降でないと時間がとれないため、補欠ドライバーとして待機することにしていた。
運びきれなかった荷物が場合、それを運んでから車を返しに行くのである。

夕方、PHSの留守電センターにメッセージが届いていた。
松本さんからで、引越しはすべて滞りなく終わってしまったとのことだった。
補欠ドライバーの登場はなし。

7時帰宅。
時間が出来たので、走ることにする。

長い距離をダラダラ走るのではなく、10キロをペースアップさせてみた。
とはいえ、はじめの5キロは準備運動のようなもので、いきなりスピードアップは出来ない。
グラウンドを走っているわけではないから、信号が赤なら止まるし、通行人にも気をつけないといけない。
電波研究所の先まで走り、帰りを速めに走る。
サブスリー(42.195キロを3時間以内)を達成するためには、1キロ4分15秒のペースで走らないといけないらしい。
だがそのペースで走ると、簡単に息が切れてしまった。
5キロがやっとという有様だった。

これまでは完走のみが目的だったので、タイムのことはまるで考えなかった。
しかし本番まで3週間を切った現在、どのくらいのタイムで走れるのかはやはり気になる。
4時間以上かかるよりは3時間台の方が嬉しい。
3時間代後半よりは前半が嬉しい。
すべては完走できての話だ。
欲を出さず無心にいくべきだろう。
芝居も同じだ。
(めちゃくちゃいい芝居してやろう)
なんて思うと失敗する。

今日10キロ走ったおかげで、今月の走行距離が300キロを越えた。
これは素直に嬉しい。