ジュリー日和

12時起き。
ラーメン大で昼食。
上着を着ずに外へ出たが、まだ寒かった。

帰宅してから、Youtubeやニコニコ動画で沢田研二の映像を検索する。
「サムライ」の映像が素晴らしかった。
アルタ前のでかい画面でこれを流せば、みんな足を止めて見入るだろう。

他にも名曲の数々を聞き、たまらなくなってCDを借りに行く。
夜、それを聞いて過ごす。

ジュリーといえば奇抜なファッションと派手なパフォーマンスが有名だ。
その全盛期は1975年「時の過ぎゆくままに」から1979年「カサブランカ・ダンディ」までだろう。
「勝手にしやがれ」も「憎みきれないろくでなし」も「サムライ」も「ダーリング」もその時期の曲だ。

「勝手にしやがれ」は、女に出て行かれる男の歌だ。
寝たふりしてる間に出て行ってくれと、男は願っている。
「サムライ」は逆に、女のもとを出て行く男の歌だ。
寝顔にキスをしたら旅立ちが伸びるから、そっと出て行こうとしている。

歌詞は阿久悠。
理屈や言い訳じゃなく、美学を並び立てている歌詞。
それをジュリーが歌うことで、究極のパフォーマンスが生まれるという構造。

子供の頃買ったジュリーのレコードは3枚。
「勝手にしやがれ」と「サムライ」と「ダーリング」
一番好きだったのは「勝手にしやがれ」
「サムライ」は、あまりいいとは思わなかった。
だが大人になった今、当時の映像と共に聴くと、凝縮された格好良さがただごとでないのがわかる。

結局一日中ジュリーを聴いて過ごした。