メタルマクベス

7時半起き。
アジの塩焼きで朝食。

昼前に父親用のパソコンが届いた。
早速箱を開けてセットアップをする。

「液晶のがいい」
「CADが使いたい」
「WordとExcelが使いたい」
というのが、父の希望だった。
量販店で買うより、細かいカスタマイズが出来る直販の方が良かろうと思い、hp、Dell、エプソンダイレクト、そのほか色々なメーカーを調べ、DellのPCを買った。
画面が15インチ強のノートPC。
それくらいの大きさがあれば不足はないだろう。

電源を入れ、Windows Vistaの設定をする。
難しいことはなかった。
XPに慣れ親しんだ自分にとって、Vistaの画面はとっつきにくい。
ヴィジュアル面の進化は、ツールとしてPCを使う人間にとって必須ではないことを感じた。

次に無線LANの設定をする。
古いGateway Neoとインターネット接続を共有させる。
これも無事うまくいった。

電源を入れればウィンドウズが動く状態にしたので、本日のミッションは終了。
来週はOfficeのインストールと、メールのセットアップをする予定。

夕方、秋葉原のアキバシアターへ。
劇団新感線『メタルマクベス』のゲキ×シネ試写を見る。

上映時間が3時間半もあることにびびっていたが、始まってみれば杞憂だった。
試写会場の座席は座り心地が良かったし、役者の微妙な表情をとらえるゲキ×シネの舞台映像は、ある意味で本物の舞台よりも役者の存在が近しく感じられた。

話はシェイクスピアの『マクベス』を翻案したもの。
近未来の話と、20世紀末のハードロックバンドの話が交互に展開する。

主演は内野聖陽さん。
ヘヴィメタル的な歌唱法を役になりきることで演じきったのは、演技力の高さゆえだろう。
逆に言えばヴォーカリストそのものには見られなかったが、これは責められまい。
(よくぞあそこまでいけたなあ)
と、素直に思いつつ見ていた。

松たか子は舞台女優のオーラを存分に発していた。
歌も格好良かった。
歌唱技術としてではなく、
(歌いたい)
という本能が全面に出ているようなところが良かった。

他には。
粟根まことさんがボノみたいで格好良かった。
森山未來の身軽さと芸達者さに驚いた。目が自然に彼の方を向いてしまう。
北村有起哉の<巧さ>がよくわかった。この人は声が凄くいい。
上條恒彦さんは声量が圧倒的だった。だてに屋根の上でバイオリンを弾いていない。

などなど、見所がたくさんあった。

終演は10時過ぎ。

西荻の『風神亭』で、軽く食事兼飲み。
平皿にワンタンを敷き、大量のねぎをのせ、熱いごま油かけたものが大変美味だった。
他に、真鰯の塩焼き、メンチカツなども旨かった。

12時帰宅。
大相撲ニュースを見て、あとは眠くなってあまり覚えていない。