回数

夕方西荻稽古。

4話を中心にやる。
少し前に稽古した時、新鮮味が薄れていたが、新たな要素を付加してみる。

付け加えたり、はずしたり、あの手この手を使うのは、役者に回数をこなさせたいためでもある。
台詞を入れる時は言い回しや感情表現を考えず、テキストとして頭に入れろと、演劇の師匠にあたる人から言われたことがある。
Microsoft Word のドキュメントファイルと、テキストファイルの関係に似ているなあと思う。
テキストファイルは基本的に文字情報しか入っていない。
だから軽いし、その後様々な用途に運用できる。
ワードのファイルは文字情報に加え、書式設定や文字の大きさや図形データやハイパーリンクやマクロやあれやこれやが入っている。
だから重い。
ワードを持っていない人は開けない。
融通が利かない。

読む回数を繰り返すためには、頭の中に入った台詞がテキストファイルになっていた方が良い。
ワードのファイルになっていたら、繰り返しが辛い。

現在、テキストファイルの体裁を徐々に整えている感じ。
4話に関しては、テキストファイルのような軽さも備えていて欲しい。
だから、生のまま喋ってもらっている。
時々角度を変えて、飽きないようにしつつ。
読む場数を本番までにどれだけ踏めるかで、安定感が違ってくるはずだ。

夕食は、昨日に引き続いてラーメン大。
ラーメン大が恋しくなるということは、本番が近いということだ。
そして、いよいよ秋ということだ。
まだ寝る時は半袖短パンだ。