せめてスマホ充電できるくらいになりたかった

朝、フルーツグラノーラとミルク。

午前中、音羽屋さん依頼のマクロ修正をするが、すべて終わり、更新履歴をワークシートに記入して、上書き保存しようとしたら、保存できませんでしたのエラーが出て、書いたプログラムがすべて消えてしまった。

午前中の仕事はすべて無駄になったが、幸い、やっていた作業は、改修した弟ツールの変更箇所を、兄ツールにも適用するというものだった。弟ツール自体は先に音羽屋さんに送っていたため、それをダウンロードすればよかった。

こうしたトラブルが起きても泣かないよう、上書き保存は頻繁に行っていたのだが、上書き保存をしたために消えてしまうというのは考えてもみなかった。

昼、お汁粉を作って食べる。餅は越後のし餅。

午後、もう一度音羽屋さん仕事をやり直し、報告して終了。その後、トゲトゲさんの依頼について、気になっているところを調査して、本日は終了。

夜、豚肉のソテー、ポテトフライ、ザワークラウト食べる。

『バビル2世』の単行本を読む。おそらく、小学生の時以来。

小学生二年生の時に、日本テレビの夕方5時半枠で、アニメの再放送を見た。温かい家庭に背を向けて世界平和のために戦うバビル2世は、悶絶するほどカッコよかった。

で、将来の夢はバビル2世になることに決め、日々、石ころや、蛍光灯の紐などを睨んでは、超能力で動かすトレーニングをした。

残念なことに、自分には超能力の才能はなかったため、ついに一度も念動力を発動させることなく中学生になってしまったのだが、給食のたびにスプーンを曲げようとする『クセ』は、中学を卒業するまで直らなかった。

そんな思い入れのある『バビル2世』だが、単行本は全巻読んだわけではなかった。当時、葛西駅近くにあった書店は、漫画が沢山置かれていたため、小学生の立ち読みスポットとなっていた。『男どアホウ甲子園』『ドカベン』『釣りキチ三平』『あしたのジョー』は、この店の立ち読みで読んだ。『バビル2世』もそうだった。

久しぶりに読んで、自分の年齢が、バビル2世ではなく、完全に『ヨミ寄り』になっていることに、改めて気がついた。そしてまた、こういち君の若さ青さ甘さも、色々な場面で目についた。

それでもやはり、ビルからビルへジャンプしながら移動し、改造人間を電撃ビリビリで倒すバビル2世はかっこ良かった。

スプーン曲げトレーニングは中学でやめてしまったが、もし続けていたらオレだって、人を倒すほどの電撃は無理でも、スマホ充電くらいの電気を発するくらいできたのではないか。

そうなっていたら「充電したかったらオレに言ってね」とか女の子たち優先で言ったりして、頼りになる男扱いされていたのではないか。

いや、おそらく『デンキウナギ』と同じカテゴリーに入れられ、「あいつに触れるとヤバイよ」と、別な意味で言われてしまっていたことだろう。