寒くて暗い日

朝、トーストと鶏肉。
鶏肉は角煮を似たタレにつけて、圧力鍋で調理したもの。

昨日の暖かさとは打って変わって、暗くて寒い一日だった。
雪国だったら、今年最初の雪が降る数日前のような空の色だった。
秋田の叔父貴が以前聞かせてくれたことがある。

「11月に入ると、何日も何日も曇り空が続く。昼でも薄暗い。やがて一粒の雪が落ちてきたかと思うと、あっという間にここいら中真っ白になる。秋田の冬はそうやって始まる。来年の4月になるまで、ずーっと続くんだ」

訛りの混じった口調でゆっくりとそんなことを言われると、炉端で昔話を聞いているような心地がして、酒の味がしみたものだ。

昼、節電の為に明かりが消されたオフィスは、書類が読みづらいほど薄暗かった。
こういう日にはなかなか、元気一杯ではいられない。

早めに仕事をあがり、7時過ぎに帰宅。
親子丼を作って食べる。

夜になってしまえば、曇りだろうと晴れだろうと関係ない。
雨が振っていたのでジョギングはなし。