俺達もいい年なんだし、もう王将やめねえか?

朝、なぜかお汁粉の朝飯。

昼過ぎから走る。
今日はゆっくり長く走る日。
五日市街道から国分寺まで往復した。

途中、前住んでいた小金井のアパートのそばを通る。
散々利用していたスリーエフがなくなっていてショックだった。

その後、大学4年生の頃に住んでいたアパートの近くを通る。
アパートは健在。
風呂なしだったが、当時近所にあった銭湯は11年前になくなっている。
住人の風呂事情が気になった。

貫井弁天の階段から連雀通りに出て、そこからゆっくり荻窪へ戻る。
緑町のショップ99もなくなっていた。
小金井は、行く度になにかがなくなっている。
南口は、俺の記憶とは似ても似つかない場所になってしまったし。

3時半帰宅。
3時間丁度で、およそ29キロだった。

風呂に入り、着替えて、夕方6時に下北沢へ。
王将にて、定例飲み会。
S水、E川、S薔薇来る。

数年前までは、集まった人数かける3倍の人数分、餃子を注文することから、飲みが始まっていた。
ところが近頃、様子が変わってきた。
俺が行かなかった昨年5月の会では、餃子を数個残してしまったそうだ。
昨年のS水は、3回ぎっくり腰になり、中野の王将で食べたレバニラでじんましんが出て、我々の飲み会では突然の胸焼けに七転八倒すrなど、健康面での不安が目立った。
食が細くなっても仕方ない。

それでも今日はよく頑張って食べた。
走った後なので俺は腹ぺこだったし。

二次会の店で膨れた腹をさすり、焼酎のロックをちびちびやりながら、未来について話す。

「なあ、そろそろ俺ら、王将卒業しねえか」
「そうだな。一次会から、この店のように落ち着いたところで飲みたいね」
「次回はそうするか」
「どこにする?」
「新宿」
「となると一次会はバーガーキング」
「二次会がシェーキーズで」
「締めは桂花ラーメンと」
「変わってねえじゃん」
「もうやめようよそういうの」
「俺らも、もう年なんだから」
「こういう店で年相応に落ち着いて飲むことに、いい加減慣れようよ」
「でも王将ほんとに安いよね」
「食って飲んで、せいぜい3000だもんな」
「昔は良かったよな、空いてたし」
「最近王将、やたらに混んでないか?」
「この前、会社近くの王将で1時間待たされたよ」
「どういうブームなんだろうな」
「時代が、俺達にやっと追いついたんだろうな」
「遅えよな、時代」

結局次回はどこで飲むのか確定せず、近況報告などして解散。
妻帯しているS水やE川は、飲み会の度に嫁から『また王将?』と言われるらしい。
誇り高く、
「おう」
と答えられたのは、いつまでだったのか。
「うん」
がやがて、
「まあ」
になり、
「いやあ」
と弱気に返事するようになった今、王将も潮時かな。

いずれにしても、彼らの嫁はきっと我々のことをバカだと思っているだろう。