缶詰

家にこもり、午前中から午後にかけてパソコンに向かい台本書き。
シーンのつなぎがうまくいかない。
らちがあかないので、ラストに向けて予定される展開を数行ずつ書き足す。

夕方まで、1ページ半しか書き足すことができず。
悩ましい気持ちを抱えたまま、自転車で東高円寺の稽古場へ。

昨日の続き、42ページから、できているところまで通す。
67ページまで。
42分かかる。
昨日の時間と足せば1時間47分。

後半部分が、ぱっぱと進みすぎているなあと感じる。
それ以上に、トシさんと永野さんのラストシーンがまだ書けていないという状況に、強い危機感を覚える。
書けてもいないシーンを、
「ラストはこうなる予定なので、そこはこうしてください」
なんていうことを言ってる場合じゃない。
色々なプレッシャーが一気にやってきて、押し潰されそうになる。

稽古終了後、寄り道せずに10時帰宅。
なにがなんでも書かなければならない。
おそらく、今日が最大の正念場だと覚悟する。

体を休めるというより、集中力を高めるため、12時まで仮眠をとる。
ほとんど眠れず、ラストに向けて、残す要素と捨てる要素を考える。

12時に起き、パソコンに向かい台本書き。
トシさん演じる松橋の父親という要素を捨てることにした。
その部分を書き足すと、話が膨らみすぎると思った。
他にも、色々な要素を捨てる。
捨てながら、
(掃除みたいだ)
と思う。

余計なものを捨て、書くべきシーンを書いていると、目的が徐々にはっきりしてきた。
12時から書きはじめ、気がつくと朝の5時を過ぎていた。
その時点で、綾香と知恵ちゃん、芹川とトシさんのシーンは書けていた。
あとはラストを残すのみという状況だった。
一晩寝かせようか迷ったが、このまま一気に書くことにする。

朝7時半、台本脱稿。
20ページ書き足して87ページ。