一気に脱稿

昨夜からの徹夜で台本を脱稿したものの、精神的肉体的に限界に達していたので、仕事を休んで仮眠をとった。
近頃、仕事の部分でアシスタントさんに甘えつつあり、どうにかしなければと思うのだが、本番が終わるまでは現状より落ちるのを防ぐのが精一杯かもしれない。

朝から少し仮眠を取り、昼前に起きる。
推敲前に栄養を取っておこうと思い、西荻の一圓へ行き、ジャンボ餃子とチャーハンを食べる。

腹ごしらえを済ませてから、昨夜書いた部分の推敲作業を4時半まで。
書きすぎた言葉を削る作業。

その後、台本印刷。
20ページの15人分なので、300枚プリントアウトすることになる。
5円コピーでも1500円かかる。
だが、今のところ詰め替えインクプリンタ方式で、予算を抑えている。

6時に稽古場へ。
気が変に高ぶっていたが、音楽をかけて紛らす。
役者が集まりはじめてから、台本を渡す。
「ラストまで行きました」
と言うと、少しどよめいた。

トシさん演じる松橋が、芹川演じるカズに金を渡すシーンを、ちゃんと書けたのが良かった。
そういうシーンをずっと書きたいと思っていたので、書けたことが素直に嬉しい。

読み合わせをして、合わせる感じで立つ。
稽古初日のように緊張した。
自分も出ているラストは、トシさんと永野さんのシーンなのだけど、凝縮されたものを間近で見届けないといけない。
今回のように重い役を自ら演じるのは初めてだ。
やらなければいけないし、やらなければと思う。
目ん玉血走らせて、まばたきせぬ気合いで。

稽古後、
「今日は飲みに行くしかないでしょう」
の声に誘われ、上井草へ飲みに行く。
台本完成を皆が祝ってくれ、しみじみと嬉しかった。
ちょっとだけ自分をほめ、ビールをすすった。

12時帰宅。
気が高ぶっているため、すぐには眠れなかった。