昼、すでに抑えていた稽古場に電話をし、事情を説明してキャンセルしてもらう。
お金は払ってあったので、それはそのまま。
夕方、東高円寺の稽古場へ。
蒸し暑い。
音響の宮崎さんが来たので、上岡君の声を録音する。
廃品回収業者が流す音声。
「ご家庭で不要になったもの、なんでも引き取ります」
というやつ。
上岡君の、人をバカにしたような声がおかしいので、引き取る品物に工夫を凝らす。
「ミシン、二層式洗濯機、オーブントースター、プレイステーション…」
などなど。
やり過ぎると、つまらなくなる。
昨日の通しのダメ出しをする。
稽古始めに、
「ダメ出しはあまりしませんが」
と出演者に言うのだけど、実はこっそりしている。
いわゆる、
「14ページの、立ちあがって振り向くところ、そこが遅い」
「セリフを受けてない」
「そこ、気持ち入ってない」
というスタイルをとらないだけである。
じゃあどういう方法でダメ出しをしているのかは、誰にも教えない。
だが通し稽古をする段階では、
「14ページの、立ちあがって振り向くところ、そこが遅い」
「セリフを受けてない」
「そこ、気持ち入ってない」
というダメ出しが必要になる。
ダメ出しをふまえて抜き稽古をする。
11時過ぎ帰宅。
パンフ原稿書き、チケット作業など。