魚肉絶ち

朝、青汁を飲む。
今日から数日間<旨いもの絶ち>をすることにした。
のびたチキンラーメンとか、乾いた食パンになにもつけないやつとか、そういうものだけをしばらく食べていきたい。
嫌なら食べない。
いわば、味覚に対する制裁措置だ。

味覚に罪はまったくないが。
このところ、旨いものばかり食べてきたことに、危機感を覚えたのだ。
旨いものを食べる生活が<失いたくないもの>になってしまうかもしれないという危機感だ。

旨いものは、運が良くて努力すれば食えるが、そうでないときは基本的に食えないという環境にしておいたほうがいい。
でないと、気持ちがたるんでしまいそうで。

しかし、わざわざまずいものを選んで食べようとすると、なかなか食べられないものだと、今日の昼に知った。
コンビニに不味いものは売っていなかった。
結局、昼は何も食べずに済ませた。

「焼けましたね」
と仕事先で言われる。
「博士の研究室が爆発しましてね」
という答えを用意していたが、使わずじまいだった。

G.スタイナー『ハイデガー』読む。
わからないにもほどがある。
どうせわからないなら、ハイデガー『存在と時間』そのものに手をつけた方がいいのではなかろうか。

夜、さすがに腹が減ったので、レタスやブロッコリーを買い、サラダにして食べた。

椎名誠『怪しい探検隊 海で笑う』再読。

Wikiで大島のことを色々調べる。
特に波浮港の歴史など。

波浮港の最盛期は昭和30年代以前で、小さな町に銭湯が5軒もあったという。
かつて賑わっていたが今は寂れ、往時を忍ばせる建物などがぽつんと残っている、そういう町が自分は好きらしい。
2010年現在賑わっている町にあえて行きたいとはあまり思わない。

ふと、再開発中の下北沢について思う。
池ノ上や上北沢を再開発すれば良かったんじゃないか?
新宿西口と東口みたいな対比になり、ひと駅ではなくあの辺一体が面白い感じになったと思うのだが。
下北沢のように、自然にそういうふうになった町を人の手で変えるのはよろしくない。
火山博物館みたいな建物ができるだけだ。

CKB『MINT CONDITION』を聴いていたら、無性に米米クラブの映像が見たくなった。
Youtubeにて昔のライブ映像を見る。
1991年頃の米米が好きだ。
『右脳と左脳の恋物語』あたりか。
演奏力と遊び心と、石井竜也の狂い具合のバランスが最も良かった頃だと思う。
何をやっても許され、何をやってもかっこいい。

懐かしついでに、森高千里なども見る。
いい歌詞だなあと改めて思う。