『つかこうへい 涙と笑いの演出家』読む

7時半起き。トーストとオムレツ、ヨーグルト食べる。

相変わらず午前11時前後にお腹が鳴る。
食後4時間弱で鳴るのは早すぎる。
食べる量に関係なく鳴っているような気もする。
まるで、胃が甘ったれているようだ。
去年の5月頃、朝食をフルーツにしていた時は、そういうことがなかった。
繊維質を多めに取った方がいいのだろうか。

昼、おにぎりとお弁当のおかずを食べる。
昼を食べれば、夕方まで腹が鳴ることはない。
これも不思議だ。

夕方新宿へ。
桂花で太肉麺食べる。
紀伊國屋書店に寄り、KAWADE夢ムック『つかこうへい 涙と笑いの演出家』購入。

7時過ぎシアターPOOへ。
森さん出演の舞台『ありふれた非生産的生活のマトメ』観劇。
ショートストーリーが8本。
前半、捉え所がないかと思っていたが、徐々に面白くなっていった。
「ウザさん」という変な生き物が出てくるところで、声を上げて笑ってしまった。
こういう生き物を出す発想は、女性的かもしれないと思う。

終演後、森さんに挨拶。
仲澤さん、綾香が来ていたので、黄金の蔵で飲む。

先日作った<人生の通信簿>について話す。
1999年が最悪の年だったと言うと、仲澤さんは、
「なんていう暇なことを…」
と呆れつつも、
「俺、最高の年だったのに」
と言った。

六月公演について少し話す。
いったん話し始めると、話ながら考える状態に入ってしまう。
普通に飲む席でこれは良くないと思っているのだが、ついそうなってしまう。

11時に店を出る。
12時前帰宅。

『つかこうへい 涙と笑いの演出家』読む。
唐十郎と鈴木忠志のインタビューが大変興味深い。

唐さんがつかこうへいについてコメントするのは大変珍しいのではないかと思う。
『郵便屋さんちょっと』を当時の学生運動のあり方と結びつけて解釈し、「社会的なことを書いたつか君」というふうにまとめていた。

鈴木忠志インタビューは、雌伏期のつかさんの姿が浮かび上がり、読み応えがあった。
つかさんは早稲田小劇場の稽古に入り浸り、鈴木忠志が喋る言葉をテープに録音していた。そしてその言葉が『熱海殺人事件』などの戯曲に台詞として入っていたという。

「僕がしゃべったことがセリフに出てくるわけよ(笑)」
「だいたい、アイツ演劇なんか知らないんだから(笑)」
「お前(テープ)返せって言うんだけど、返さないわけだよ」
「熱海という作品は演技論仕立てになっている」
「『ロクサーヌを杉村春子で、シラノを誰かお前のところの役者でもいいからどうだ?』って言ったら、『いやー、考えさせてください』っていうわけ。それで何日か経って、『やっぱり勘弁してください。そのかわり、息子さんの就職の世話ぐらいさせてもらいます』と。こうくるんだよ(笑)」

こういうことを言えるのは、鈴木さんだけだろうと思う。
それにしても、息子さんの就職の世話には笑った。