六月の魔女

7時30分起き。
卵かけご飯とスープで朝食。

最近、お腹がすぐに鳴るので、クリームブランを買って手元に置いておくことにした。
朝食後3時間から4時間が過ぎると鳴り始める。
口さみしさからではなく、お腹が鳴るのを押さえたい一心で食べる。
11時に半分食べたが、12時過ぎにまた鳴り始めたので、結局昼飯前に全部食べた。

夕方、新宿御苑へ。
立ち食いそば屋でコロッケうどんを食べる。
やけに汁の色が黒かった。

サンモールスタジオにて、芹川出演の舞台観劇。

場面設定はマンションの一室。
登場人物がそれぞれ、問題を抱えているようだったが、物語の進行によって解きほぐされていく感じがあまりなかったので、わからないまま終わった部分があった。
ラスト近くで、皆が縛られていた部分の理由や、芹川の役と奥さん役の関係、芹川の役と絡む人物の<弱み>は何であったのかなど。

終演後、仲澤さん、綾香、知恵ちゃんに会う。
芹君と挨拶し、新宿駅まで一緒に歩いて帰る。
知恵ちゃんは神戸での公演を終えたばかり。
観光する暇がなくて残念だと言っていた。
仲澤さんと綾香とは、最近芝居を見に行く度に会う。
「俺、明日は森さんの芝居を見に行くんだけど」
と言うと、
「私もですよ」
と二人に言われた。

10時前に帰宅。
牡蠣のオイル漬けをつまみ、ワインを飲む。

芹川に感想メールを送る。
速く動く時に膝が曲がっていない点などを書いて送る。

六月公演の内容を少し決める。
舞台は魔女屋敷。
女達6人と少年が共同生活している。
女達は魔女。
魔法は随分前の世代から使えなくなっているので普通の人間。
魔女の血を引いているというだけ。
それなのに受けるトラブルは魔女並みで、言葉や記憶や名前などを盗まれたりする。

魔女屋敷の離れには炭焼き小屋があり、番人が住んでいる。
まじないに使うための炭を焼いているが、全然使ってもらえないので、バーベキュー用におろしている。
魔女が魔女らしくないことを、彼は苦々しく思っている。

魔女屋敷の情報をどこからともなく聞きつけた自称超能力者が、魔女達のいんちきを暴くためにやって来る。
しかし厄介なトラブルに巻き込まれがちであるということ以外、魔女であることを証明する手だてがないため、両者のぶつかり合いは空回りする。

小屋に暮らす少年は、ハルキ。
魔女達が拾ってきた捨て子。
彼は18の誕生日に魔女と交わり、子孫を残さねばならない。
ハルキは高校の天文部に所属している。
顧問の教師はハルキが部活に顔を出さなくなったのを心配し、家庭訪問をする。

基本的には、あるものを盗まれ、それを取り返すという話だ。