魔女稽古初日

2時間台本を書いて、30分仮眠をとる。
いつの間にか夜が明けていた。
9時頃、30分の仮眠では追いつかなくなり、1時間弱眠る。

仮眠をとると確かに頭はある程度すっきりするが、完全に疲れがとれることはなく、脳の中心部に靄がかかり、いつまでも晴れない状態になる。

印刷時間を考えて、3時に本書きを終える。
無理矢理書いた感があり、推敲もへったくれもなく、読み返すのが苦痛だ。
10人分印刷をすると、時間が結構かかった。

5時過ぎ、家を出て阿佐ヶ谷の稽古場へ。
ロビーで芹川、綾香、智恵ちゃんが雑談していた。
懐かしい顔ぶれだ。

6時、今回マグ初参加の千陽さんと、他のメンバーとで、自己紹介をする。
ややグダグダ。
好きな音楽の話など。
永野さんに、
「米米好きでしたか?」
と振ったところ、
「いえ、チェッカーズでした」
と返される。
どういうわけか、好きだったんじゃないかと勝手に思い込んでいた。
チェッカーズに関してはファンだったことがないので、頭が真っ白になって会話が途切れる。

できた本を読み合わせる。
役は決まっている。
主人公の少年を前田綾香が演じる。

他の6人の女性が、魔女を演じる。
本人たちは自分のことを魔女と思ってはいない。
共同生活をしていて、少年は彼女らに育てられている。

6人の魔女に可愛がられる少年という絵を考え、綾香が丁度良いのではないかと思って、今回の作品に決定した。
以前、一人の男が女達に捕まってひどい目にあう芝居を作ろうとしたことがあったのだが、事情があって中止になった。
今回は、ひどい目にこそあわないが、お姉様方に弄ばれるという点は同じだ。
だが、見た目は陰惨でもなんでもなく、男として認めてもらえず、せいぜいペットの猫扱いされる感じが、他愛なくて可愛いんじゃないかと思っている。

9時に切り上げ、舞台美術の松本さんを交え、簡単な飲み会。
昨日まで連日走りまくっていたのと、仮眠だけでほぼ寝ていなかったため、アルコールが入った途端、饒舌モード全開になってしまい、喋り倒してしまった。

11時過ぎ解散。
11時半帰宅。
シャワーを浴び、バタンキュー。