マチネソワレ色々ばたばた

9時半起き。
具材だけ煮てあったスープに、カレーのルーを溶かし、カレーライスで朝食。

12時劇場入り。
菊本さんに、初日で気づいた箇所を直してもらい、そのままマチネの準備に入る。
準備はすぐ終わった。

本番前に一度、すべての台詞を声に出して読む。
大きな声ではなく、つぶやきに近い声。
自分だけでなく、相手の台詞も読む。
40分くらいかかるが、喉ならしに丁度いい。

2時開演。
暗転からベンチへ板付きになり、明かりがつくまでの間、背中のベンチの背になじませる。
こうすると、その空間にずっといたかのような気持ちになる。
明かりがつくと、ライトのためにお客さんの顔は見えない。
影が沢山見える。
昨日より多そうだった。
さかしたさんが入ってきたことに気づくところから芝居は始まるのだが、それまで客席を見ているわずかな時間、視野のすべてにお客さんが入るよう意識すると、自分の体が舞台空間にとけ込むのを感じる。
このまま寝ちゃってもいいのだ、と思う。
もちろん寝るわけにはいかないのだけど、寝てしまってもいいのだと思うことで、台詞に縛られた存在から、少しだけ自由になる。
舞台に出て最初の芝居をするまで、そのプロセスを経ると、心が落ち着く。

序盤から、くすくす笑うお客さんがいた。
笑う芝居ではないのだけど、笑っちゃいけない芝居でもない。
少なくとも、そのお客さんが芝居を拒否していないことは確かだ。

ラスト近くで二人が決別するところ、さかしたさんの演技に情感がこもっていた。
終わった後、
「悲しくて」
と言っていた。
確かに、自分もやっていて、そのシーンは悲しい。
まるで、登場人物の二人は、悲しいという部分で、やっと共通点を見いだせたようだ。
だとすれば、いよいよ悲しい。

だが、悲しいと思うのは、登場人物よりも、外からそれを眺めている自分自身ではないかと思う。
作品世界で生きている「男」は、必死に生きているだけだと思う。

12月に『太一人』で一緒に芝居を作ることになった太一と、制作の森さんが見に来た。
このところずっと「その人ではありません」に集中していたので、台本の進行が止まっている。
週明けから頭を切り換えていかないと。

マチネは3時に終わり、ソワレまでの時間は4時間弱もあった。
食事も含め、色々やりたいことがあったので、木原君に一声かけて劇場を出る。

「好味来」で鶏肉とカシューナッツの炒めものを食べる。
食べ終わると体が暖まった。
外に出て、コーヒーが飲める店を探す。
エクセルシオールは満席だった。
マクドナルドの2階があいていたので、コーヒーを買ってそこに入り、パソコンをつける。

12月22日に忘年会をするのだが、人数が確定するのを待っていては店の予約に間に合わなさそうなので、あたりだけでもつけておく。
池袋、新宿、高田馬場中心。
世間には、お酒を飲む店が本当に沢山あるのだなと、今さら感心する。

12月の『太一人』台本を読み返し、部分的に変更する。
これは、本腰を入れての作業ではなく、来週から始まる稽古のための確認。

5時前にマックを出る。
さかしたさんが、明日の打ち上げの店を探していたので、劇場に戻る途中でいくつか店を覗く。
5時過ぎ、劇場に戻る。

7時までの間、台本を頭から最後まで読む。

土曜のソワレは予約が少なかったのだが、本番近くになって追加で予約が入り、ガラガラは避けることができた。
芹川、永野さん、理保、渡辺さんが来てくれた。

マチネと比べると、くすくす笑いをするお客さんは少なかった。
本番中、舞台上は光に満ちているが、相対的に客席は暗闇に包まれている。
その暗闇から、じっと観察されているような感じがした。

終演後、芹川が菊本さんに挨拶をしていた。
「久しぶりだなあ」
と菊本さんは言って、芹川のお腹を軽く叩いた。

理保、ナベさん、永野さん、芹川に、飲みに誘う。
夕方見つけていた居酒屋の場所を伝え、先に行ってもらった。

片付けをして、劇場の作業を少しだけ手伝い、明日の入り時間を確認して劇場を出る。
「魚まる」という居酒屋へ行くと、芹川たち4人は先に飲んでいた。
ロシア人風の女性店員に生ビールを頼み、会話に加わる。

馬鹿話から始まったが、途中から<面白いとはどういうことか?>という内容の話になる。
渡辺さん、色々思うところを語る。
なるほどと思うところもあり、どうすればいいのだと迷うところもある。
12時近くまで話し込む。
結構飲んだと思ったのだが、会計をしてもらうと、思った以上に安かった。

1時帰宅。
風呂に入り、3時就寝。

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