さるハゲロックフェスに行ってきた

11時前に起きる。
鮭、野沢菜漬け、鍋物の残りで朝飯。

1時半から走る。
西荻からNTT武蔵野研まで、ゆっくりとしたペースで往復。10キロ。

3時前帰宅。
シャワーを浴び水分補給をし、着替えて再び外出。

中央線で新宿へ。
地下街を歩いて歌舞伎町。
コマ裏のロフトに4時前到着。
身分証明書とチケットを渡して中に入る。

本日のイベントは、
「しりあがり寿presents さるハゲロックフェスティバル」

4時を過ぎてから音楽が流れ、ダンサーがメインステージで踊り始める。
二人のタップダンサーの間に、しりあがりさんが登場。
タップダンスを踊る下半身の映像を映した布を持ち、踊っているように見せかけていた。
しようもなくて笑える。
踊りが終わって開会の辞みたいな言葉があり、一発目「熊殺し」のパフォーマンスから始まる。
女性三人組。
悪と戦う寸劇と、なぜか阿波踊りがあった。
歌がソウルフルで格好良い。ショー慣れしていた。

ビールを飲みながら、セカンドステージの下見をする。
ドリンクカウンターに隣接して、炊き出しコーナーがある。
カレーが販売中。
突き当たりの深海スペースにメイドカフェのスペース。

メインステージに戻り、「とり・みきと謎のユニット」の演奏を見る。
「時をかける少女」をジャジーな感じでやりつつも、歌詞がしょうもなく、しょぼさと渋さ紙一重という感じで、悪くなかった。

メインステージの幕がスクリーンになっており、パフォーマンスの合間には、サイレント時代の喜劇映画が延々と映し出されていた。
チャップリン、キートン、ロイドなど。

LASTORDERZ登場。
大人パンク。
田口トモロヲさんがかっこいい。
歌う時はマイクを包むようにして、合間に客席をねめまわし、ニヤリと笑っていた。

次に知久さん。
こうしたフェスに出ると、他の出演者に比べて声量が桁違いに大きく感じられる。
ボリュームの問題ではなく、声がホーミーのように響き、隅々まで通るようだ。

「シークレットタイム」は、セカンドステージで観た。
たまの石川さんが出演。
演奏しながら客席を通り抜け、メインの方まで歩いて行ってしまった。

メインに戻り、栗コーダーカルテットの演奏を観る。
ダースベーダーのテーマを生で聴けて嬉しかった。

炊き出しコーナーではカレーが終わり、クスクスを売っていた。
エジプトあたりが発祥の粉食料理らしい。
カレーソースに混ぜ込むようにして食べる。
初めて味わう食感だった。

宮台真司としりあがり寿によるマジメなトークが始まる。
舞台上で聞いていた連中が途中から内輪もめを始め、服を脱いでプロレスを始める。
大日本プロレスだった。
ロフトの長椅子にパワーボムを決めるフィニッシュで終了。
長いすは真っ二つ。
会場のすべてを戦いの場にする、インディーズ団体の正しいプロレスだった。

鈴木慶一、あがた森魚と、続けざまに見る。
あがた森魚さんはしょっぱなでギターを弾きながらステージを降り、客の間をぐるっとひとめぐりしていた。

エコーユナイトの演奏見る。
たまのGさんがベース。
普通のロックでベースを弾くGさんを見るのは初めてだった。

エコーユナイトの出番終了と共に、客席にいた石川さんが舞台に乱入。
いつの間にか知久さんも舞台上におり、その場で三人は『まちあわせ』を歌った。
ほんの一瞬だけの、たまの再結成だった。
一瞬だからこそ、その場にいられた価値がある。

メインステージの床に座って休んでいると、目の前を小野瀬雅生さんが通り過ぎて、そのまま楽屋入りした。
ギターケースを間近で見られた。

メインステージではサイモンガー・モバイルがファンクをやっていた。
腕組みして立っていることを許さないノリの良さがあった。
休んでいる場合じゃなかった。

次に、安齋肇・小野瀬雅生のユニット「みち」が登場。
時刻は30分くらい押し、すでに12時近かった。
ギターの音に痺れた。
ほとんど小野瀬さんばかり見ていた。

フェスの最後に小野瀬さんが、ウッドストックばりにアメリカ国家を弾くことになっているらしかった。
観たかったが、もう十分に楽しんだし、かなり疲れていたので、「みち」の演奏が終わってからロフトを出た。
12時半だった。
足下がふらついた。
頭がボーッとしていた。

1時過ぎ帰宅。
全力で楽しんだ後の虚脱感に包まれ、ほとんど何も考えることが出来ない状態だった。
2時前に就寝。