買い物できる最後の日

朝、コジマ電器や西友などを周り、カセットテープを探す。
60分テープしかなかった。
他にも、チケット印刷に必要な用紙などあったのだが、やはり近場では売っていなかった。

1時、芹川にメールする。
稽古場に遅れるので、先に入ってもらおうと思ったのだが、寝坊してしまったという。
急いでカギの受け渡しに行くが、途中で森さんのことを思い出す。
今日、昼から稽古場が開いているなら、来ますよと言っていたのだ。
メールをすると、もう着いているとの返信。
大いに焦り、稽古場に30分に着く。

森さんに事情を話し、必要な諸々を購入するために、新宿へ移動。
ビックカメラにて、10分カセット、CDーR、チケット印刷用のラベル用紙を買う。
一つ一つにえらく時間がかかった。

3時半に稽古場に戻る。
小休止し、『走馬燈』の台詞合わせ稽古などをする。
渡辺さんも夕方4時過ぎに到着。

5時に食事休憩の時間にする。
色々疲れて、鏡の前で眠ってしまった。

起きて目を開くと、目の前に自分がいるのでびっくりした。
鏡の前で寝るものではない。

『走馬燈』の稽古を中心に時間をとり、その他の時間は各短編の稽古。
『野球部』は、何かを見ながら会話をして、座ったり立ったりするだけが、いい絵になってきた。
最初に稽古し始めた頃は、重い設定に暗くなりがちだったのだが、段々、会話そのものを普通にするように変化している。
実際に、同じく傷ついた人も、たぶんそうやって会話そのものを普通にするように、立ち直っていくんだと思う。

『絶滅した種族』は、ひっくり返せば、差別をテーマにした社会派演劇だ。
使われている単語を、別の言葉に替えて、そのまま演じてみればいい。
たとえば、「ユダヤ人」など、他国人の名前にすると、シャレにならない。

『先輩役者』は、構成が極めて単純だが、真希ちゃんの思い詰めた感じと、理保さんの切れの良さが、すごく合ってきた。

順番を考えねばならない。
3本ずつに分けて上演し、途中でMCを入れる構成にしようと思っているが、その3本を選び出すのが大変難しい。
「バカ」「悪夢」「人生」のくくりで、強引に三つに分けたが、他にないものだろうか。
役者が連チャンになるのも避けたい。

稽古後、近くの焼き肉屋で飲む。
焼き肉は久しぶりだったが、レバーが売り切れだった。
連休最終日のせいかもしれない。
ビールを飲み、いい気持ちになる。
知恵ちゃんと真希ちゃんが、ある劇団について色々話すのを聞く。
真希ちゃんが饒舌になっているのがとても興味深かった。

12時過ぎ帰宅。
チケット作業は後回しにし、選曲と順番決めをする。
ラジカセより、手持ちのポータブルスピーカーの方が遙かに音が良いということに気づく。
併用する方がオペは楽かもしれない。