マグ忘年会

9時から仕事。
昨日の集会で色々考えさせられることがあり、言うタイミングをはかりつつ普通に仕事を続ける。

昼休み前、声をかけ、空いたスペースにて思うところを伝える。

昨日、話をしている途中に、思わずものすごい凶悪な顔になってしまい、その瞬間をY氏に見られた。
Y氏はたぶん、驚いていたと思う。
取り繕うように、
「いやあ、今のいいっすねえ」
とフォローしてくれたが、自分がストレスをためているんじゃないか心配してくれていた人の前で、
「全然たいしたことないですよ」
と言ったにもかかわらず、会話の流れでそんな顔をしてしまったということは、やっぱりためていたんだろう。
意識しているかどうかはともかく。

「あなたは時々、心の闇をはき出すことがある」
そんな指摘を受けたことがあるが、日頃普通に暮らしていると、自分の闇に気づくことはない。
もちろん「ある」とは思っている。
それがどういう性質なのかは、思わず言葉にしたり、態度に出してしまった後で気づく。

反省もあり、今日はきちんと言うべきことを言おうと思っていた。
空いたスペースで色々話す。
誹謗中傷とか、文句の羅列になってしまっては意味がないので、あくまでも全体が良くなるにはどうすればいいかという部分でぶれないように心がけた。
思った以上に長い話になったが、相手の方にとっても無益な情報ではなかったと思う。

午後、新しい仕組みを作ってくれるよう依頼されるが、なるべくデータベース経由で作業ができる方がいいので、代替案を示す。
「こうした方が楽だし、サクサク進むよ」
仕事に従事している人々が、1時間かかっているところを20分で済ませられるようになれば、40分が浮く。
6人いれば、240分。
短縮した時間こそ、自分が会社に還元した利益だと考えている。

新しい仕組み、作成にやや手間取り、6時過ぎに終える。
会社の忘年会があったが、自分は欠席し、中野に向かう。

7時、中野の「魚せん」へ。
マグネシウムリボンの忘年会。
3年ぶりに来たが、床が畳ではなくフローリングになっていた。

来た順に、菊田君、鏡田君、辰典くん、一石くん、畑中君、渡辺さん、綾香、仲澤さん、セリくん、柳瀬くん、りほさん、トシさん、知恵ちゃん、細田くん、潮田くん、松本さん、上岡くん。
席を移動しながら、なるべく色々な人と話をする。

9時40分、会計を済ませて二次会へ移動。
すぐそばの「魚鮮水産」
一次会で帰る人々に挨拶をする。

金ちゃんこと金城くんが、早めに二次会会場に来ていて、店の前でふるえて待っていたらしい。
悪いことをした。

酔い覚ましにソフトドリンクなど飲み、帰って行く面々に挨拶する。
入れ替わりに遅くなってから平木くん到着。

細田君と鏡田君は、マグネシウムリボンのかなり初期からお世話になっている二人だが、最近ではこうした飲み会で一緒になることはほとんどなかった。
その二人が二次会にがっつり残ってくれたのが意外だった。

二十代の若者が、何かを作ろうとしていて、それについて悩んでいることにたいして、年長者から贈る言葉は、実はあまり意味がないんじゃないだろうか。
俺だってそうだったし、俺もそうやって年長者から意見を聞いたし、聞いた意見を自分で編集して、役に立つものだけを実践した。
だから、若輩は何を言われたっていいのだと思う。
自分で編集さえすれば。
その代わり、色々な人からさまざまな意見を聞いた方がいいと思う。
大切なのは意見をいう人ではなく意見そのもの。
感謝も敬意もいらない。
辞書かなにかだと思ってくれればいい。