どちらがKかはっきりしようぜ

7時40分。実家で起きる。

今年の初夏に、
「おれ、通勤で汗かかないように、朝ご飯はオフィスで食べるようにしてるんだ」
と言ったので、実家の朝飯は7月から食べていない。
夏が終わり秋が過ぎ冬が来たので、通勤で汗をかくことはなくなったが、習慣だけは残ってしまい、実家の朝は朝飯抜きだ。
その代わり夕飯の献立が豊富になったけど。

コンビニでサンドイッチとおにぎりを買い、デスクで食べるのが、ここ数ヶ月の朝飯となっている。
おにぎりとサンドイッチ。
おにぎりとおにぎり。
おにぎりと納豆巻き。
納豆巻きとサンドイッチ。
サンドイッチとサンドイッチ。
不思議と飽きない。

食べたものを記録し始めて4年半になる。
体重の記録は7年くらいつけている。
二つの情報をExcelに入力してグラフ化してみた。
超・個人情報なので、見せたくないにもほどがあるが、傾向だけ書いてみる。

3月から5月に体重が減る。
6月から8月に増える。
9月から11月に減る。
12月から2月に増える。

まるで動物みたいだと思うが、動物だから仕方ない。
増える時期には食欲が増進する。
だが今年の6月から8月は、食欲のなさにあせりを感じ、無理に食べていた。
そのため体重も思ったより増えず、9月から11月の減る時期に食欲が失せ、栄養的に問題のある食生活が続いた。
今月になって内科検診を受けたのは、その辺の事情もあってのことだ。

12月になったが、食欲が特に増進するということはない。
以前だったら、朝一番で松屋の大盛り牛丼を食べたり、千駄ヶ谷のホープ軒でラーメンを食べたりしたものだが。
考えただけで気持ち悪くなる。

そういう時期もあるということだ。

昼、カップ麺と納豆巻き食べる。

夕方、隣の席の、「かつて新人だったが今は中堅になりつつあるK」君と、池袋に行く。
以前から、飲んで話そうと約束をしていたのだ。
そして、「かつてKと名乗るのは俺しかいなかったが新しいKが入ってきたためYさんと俺に呼ばれている元K」さんも誘った。

紛らわしい。
ようは、名字が同じということだ。

「たつ家」に行くと、予約の為に満席とのことだった。
「庄家」へ移動し、カウンターに陣取る。

残業の入ったYさんを待ちながら、Kくんと「クリエーターとは?」というトークをする。
仕事先のKくんは、顔を真っ赤にして首を振り、
「俺ダメです、ダメです」
を連呼する、気弱なキャラクターを演じているが、さしで飲むと話し方も身振りも別人のごとく変化し、
「だから、塚ちゃんもその辺わかってんなら、ちゃんとしなきゃダメってことだぜ?」
とでも言いそうな勢いで、ビールをぐいぐい飲んでいた。

遅れて、Yさんが到着。
K君との間にはさみ、お疲れさまでしたと労をねぎらう。
K君、さっきまで罵倒の限りを尽くしていたくせに、Yさんがついた途端、いつもの気弱キャラに戻る。
(やるな)
と思った。

Yさんもストレスをためている人なので、とにかく吐き出して欲しかった。
「今日は、気を遣った発言をしたら、減点しますからね」
「いやー、嬉しいなあ」
「それも減点」
「これもですか? 厳しいですねえ」

「庄家」の料理はどれもこれもうまいので、Yさんはさばの塩焼きやメンチカツ、タラモサラダをぱくぱく食べていた。
酒が入るにつれ、ぶっちゃけ話になる。

しかし、この3人で飲むことになろうとは、思ってもみなかった。
自分の内面も含め、色々なことが動いているんだなと思う。

K君とYさん、どちらかが罵詈を吐くごとに、得点を与えるシステムにした。
Yさんが、けっこうな一言を言い、ボーナス3点を獲得した時点で、どちらが本当のKかの勝負はついてしまった。

というわけで、Yさんは今後、Kさんとなる。
K君はkに格下げ。小文字。

Kさん、急行の時間に間に合うように、10時半に帰ってしまった。
残ったkと少し話す。
色々な偶然があり、来年のマグ公演の取材にもなった。
こういう偶然を、シンクロニシティーというんだと思う。

高田馬場までkと一緒に帰る。
11時半帰宅。

部屋着に着替えてメールチェックをしていると、先に店を出たはずのKさんからSMSメールが届いた。
「今帰りました」
とのこと。
家が遠いのだ。

都心から離れると、家賃は安くなる。
だが、通勤時間が往復どのくらい長くなるかを考えてみよう。

自分は今、荻窪在住。
家賃を、仮に10万とする。
定期代が月に1万ちょっと。
通勤時間が往復のドアトゥードアで1時間30分くらい。

もしも、往復2時間半かかる町に引っ越したとする。
同じ広さと条件の部屋が、仮に6万とする。
だが、4万安いというメリットは、定期代と通勤時間で相殺される。
今の仕事場から往復2時間半の土地といえば、立川あたりか。
となると、定期代が7千円ほど高い。
通勤時間は往復で1時間長い。
これを時給と考えて、ひと月20日出勤するとすれば、時給かける20が、通勤時間の長さ分損している金額だ。
7千円とその金額を家賃6万に足したらどうなるのだろう?
時給1000円なら2万7千円。1500円なら3万7千円。
4万安いというメリットが、実はそうでもないということがわかる。
そして、自由に使える時間が減った事実は取り返しがつかない。

やっぱり、近い方がいいのだ。

あるいは、長めの通勤時間を、読書その他の時間に充てる習慣をつけるかだ。
これは大学生の時、自分がやっていた。
片道1時間半、往復3時間もかかったので、本を読むには申し分なかった。
実家を出て一人暮らしを始めた一時期、読書量が急に減ったほどだ。

kの話が刺激になったとはいえ、色々話しすぎて、プロット書きに費やせる時間はなかった。
明日の稽古場予約をしっかりこなすため、2時過ぎに寝た。早いほうだ。

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