自律神経不調

午前中、たまった仕事を片付ける。
仕事の方も昨年秋から続く管理表のストレスがある。
管理表の読み込み機能さえつければすべてはうまくいくという幻想のもと、晩秋にそのシステムを作ったのだが、まったく運用されないまま年が明け、結果的に巨大な管理表は各方面にさまざまな弊害をもたらしている。
一体、誰が何のために管理表を推進したのか。

今年の目標は、管理表をユーザーの需要に応じた簡便なものにすること。
当たり前だ。
だが、実現するためには、沢山の打ち合わせが必要らしい。
しばらくはこのまま運用していくしかない。

昼、久しぶりに「鳥どり」で唐揚げ御前食べる。

夜、西荻で稽古。
舞監の田中さん来る。

稽古後、チョコレートを女優陣からもらう。
こちらの深刻な状態を慮ったかのような距離感で渡され、自分の深刻さに気づくという案配だった。

飲まずに帰宅。
銭湯へ。
体を洗って、風呂に入って、サウナに入る。
汗が全く出ず、90度を超える空気のため、乾いた肌が火傷しそうになったので、慌てて出る。
水風呂に入り、風呂に入り、再びサウナに入るとようやく汗が出た。
自律神経がおかしくなっているようだ。

血圧を測ると、いつも完璧なほど適正値なのに、かなり高くなっていた。
ここ数日の状態を考えれば、そうだろうなあと思う。

それでも、最悪の状態からは脱しつつある。
週末の最終稽古に向けて、やるべきことは絞られてきた。

初演の『暮れなずめ街』も、大変な公演だった。
バイク便の仕事を辞め、稽古出席率の悪さに苦しみ、仕込み前日は徹夜し、芝居が終わってから廃材の燃やしを一人でやり、頭がおかしくなって半年引きこもってしまった。
そういうことを思い出したくなかったのに、先月思い出してしまったことが、苦しみの3割くらいを占めている。
今回も同じことになったらどうしようという不安と、そうなるまいとする意気込みが、毎日自分の中で戦っている。
血圧だって、そりゃ、上がる。

座組みの雰囲気はおおむね良く、みんな自主練を積極的にやっている。
客演でこの作品に参加したら楽しいだろうなと、主宰の立場で思うが、俺は俺みたいな役者を使ったりしないだろうなとも思う。
自分の芝居を壊したい欲求もあるけれど、今回の作品でそれはできない。

2時過ぎ就寝。