寝付けぬ日

目覚ましが鳴る前に起きると時刻は5時50分台だった。
最近の常で、昨夜から延々と切れ目なく、奇妙な夢を見続けた。

起きる直前に見ていたのは、釣りキチ三平の三平と魚紳さんと堤防で釣りをしていて、足が一本しかないイカをつり上げる夢だった。
一本足の根本にひとつ目と口があり、針を飲み込んだそいつは、糸を飲み込みながら竿の方へ上ってきた。
思わず、
「うわあ気持ち悪い」
と言うと、魚紳さんは、
「(この海には)こういうのが底にたくさんいるんだ」
と言った。
(ここで泳ぎたくねえなあ)
そう思った時には、もう起きて目覚まし時計を見ていたのだった。

気分は爽快とはいえなかった。
横になっていると涼しい風が窓から入ってくるのだが、気温そのものは高いので、体が反応に困っている。

昼から夕方かけ仕事をするが、身が入らず。
心配事が多いせいか、時々感情が不安定になった。

夜8時帰宅。
唐揚げ、ザワークラウト食べる。

そういえば、ザワークラウトを食べる習慣がつく前は、ツナサラダばかり食べていた。
野菜好きということを普段意識することはないけど、食べているものを振り返ると、野菜は欠かさず食べている。
食べないと落ち着かない。

京極夏彦『魍魎の匣』中巻読了。
謎解きの巻。
榎木津のパーソナリティが面白い。
登場人物それぞれ、姿形や喋り方が想像つくようなセリフの書かれ方をしていて、類型的なものもあれば、そうでないものもある。
マニアックな方面に行かないあたりが、バランス感覚なのかもしれない。

夜、なかなか寝付けず。