去る人

朝、仕事先にて、長くやっている同僚がやめる話を聞く。
プロジェクトが昨年あたりから落ち着いたため、それまでの業務を一手に引き受けていた人なのだが、今年になって新規プロジェクトが始まり、抱えた仕事の量が飽和状態になっていた。
やめると聞いて、
(そりゃそうだよな)
と感じたが、業務全般を見通せる人がいなくなるということで、現場は戦々恐々となっていた。

昼、どん兵衛の天ぷらうどん食べる。

7時帰宅。
おでんを食べてから台本書き。
『顔と名前』と同じ劇場で、同じ時期にやるということがあるので、当時のメールに添付された台本と比べながら進捗状況を判断している。
進み具合はそんなに遅くない。
だが、1ページ進むために費やす労苦は、『顔と名前』やその後の作品よりも多い。

ともあれ、30ページ弱まで到達した。
過去場面の、三角関係のところ書く。
悪者がいない時が一番苦しいという書き方。
こういうエピソードの方は筆が進む。