劇団員として後輩

同僚がやめる話は、まだ公にはなっていないのか、仕事先の状態は表面上は平穏だった。
本人も淡々と仕事をしている。

昼、西胡春で豚肉ともやし炒めの定食。

夕方、西荻で稽古。
台本の新しい部分を渡し、読みをする。

稽古後、来年のマグ不足のことで知恵ちゃんと話す。
日延べすると伝えると、ほっとした顔をしていた。
板挟みになっていたのだろう。

マグのメンバーになることについて、義務を貸したことはないのだが、
「だからといって、義務が生じないワケじゃない」
と、二人は考えているようだ。
そういえば、自分はどこかの劇団の「劇団員」になったことが一度もない。
劇団員の気持ちというのを、経験したことがない。
つまり劇団員のキャリアという観点で見れば、二人の後輩になるのだ。