脱稿の苦痛

朝からいつも通り仕事。
昼、「荒海」でつけ麺の特盛り食べる。
昼に沢山食べて、夜の台本書きに備える構え。

月末で仕事は忙しかった。
ベテランがやめることも大きく影響している。

7時帰宅。
すぐに台本書きに取りかかるつもりだったが、色々あって気分がすっかり腐っていた。
仕事の疲労、7月から準備をしてきた苦労、そういうことを「苦労」と呼んだことはなかったのに、感情的になった心がささくれ立っていた。

落ち着くのを待つより、仮眠をとった方が早いと思い、明かりを消して横になった。
こめかみが脈打っていた。

11時に起きる。
気分はどんよりしたままだった。
パソコンの電源を入れ、台本の続きを書き始める。

展開は考えてあった。
あとはそれを、台詞にすればいい。

台詞にするという作業は、メンタル面の影響がとても強い。
ひどい気分の時にそれをやると、本当にどうでもいい、つまらない台詞を書いてしまう。

1時間ばかり書いて、コレはダメだと思った。
外に出て、夜中の町を歩く。

家に戻り、続きを書く。

明け方5時半、とにかく最後まで書ききった。
書いたものに対する嫌悪感がひどく、読み返す気になれなかった。
データを保存し、寝た。