一人芝居のネタを忘れていた

仕事、相変わらず忙しい。
データベースの大幅改修は手をつけられない状態が続いている。
いっそ休日出勤して、日常業務にわずらわされない一定の時間を利用した方が早いんじゃないかと思う。
だが、休日集金を好んでしたくはない。

昼、きのこカップうどん食べる。

来月第二週には平熱43度の本番を迎える。
twitterやFACEBOOKで宣伝をする。
宣伝しながら、なんだかたった一人でやっているような気持ちになっていく。
疎外感と孤独感に苛まれ、ひょっとしては、もしかしたらと、ネガティブな妄想にとらわれる。
疲れてるんだろうけども。

夜、稽古へ。
プロローグとラスト中心。
場面稽古はなし。
ほとんどやってない場面が沢山あるので、自主練でいいからなんとか合わせたいなと思う。
まとまった時間と場所を自分で作った方がいいかもしれない。

稽古後、飲みに行く。
翼くん、クシダさん、トシさん、明日香ちゃんと一緒。

「一昨年塚本さんが話してくれた一人芝居の案が面白かったんです」
翼君に言われる。
おそらく『顔と名前』の稽古の頃だろう。
となると一人芝居ネタとしては、嶋村太一くんとやった『太一人』関連のはずだ。
まったく覚えてなかったので聞いてみた。

「宇宙の、滅亡に貧した星があるんすよ。
で、滅亡から救うためには、ある部品が必要で、
それを取りに行くために、若者が選ばれて、
地球に派遣されるんです。
そいつは地球人になりすまして、
大学生のフリをして、その部品を探すんです。
そいつ足が速くて、陸上選手になって、
箱根駅伝のランナーに選ばれるんです。
で、レースが始まるんですけど、
前の走者からたすきを渡された瞬間、
故郷の星から、
『必要な部品はそのたすきだ』
っていうメッセージが送られて、
すっごい悩むんですよ。
自分、そのために来たわけですよ。
でも、箱根駅伝に出場するために、
仲間と一生懸命トレーニングしてきたじゃないですか。
レースを棒に振るわけにもいかないし。
すっげえ葛藤するっていう。
でも塚本さんはその時、
『でもこんな芝居、頭おかしいから』
って言ってて。
おれ、すげえ面白かったんですけど」

思い出した。
芝居ネタの馬鹿話。

結局『太一人』は最終的に、宇宙から来たのではなく、核廃棄物を受け入れている貧しいとある外国の少年が日本に亡命し、マラソンランナーになる話になったのだった。

こういう話は、馬鹿話をしている時ほど面白いけど、実際に作ると大変だ。
コンセプト負けしてしまう。
『ギョーザ大作戦』がそうだったと思う。

11時半まで話す。
12時帰宅。
どんよりした気分に襲われる。