カツ丼デイ2日目

朝昼夕と仕事。
5月になっていることに気づき、反射的に思い出したのは、この季節になると夜に鳴く虫の声だ。
「ジーーーーーーー」
あれは、何の虫なのか。
気になっているうちに梅雨に入る。

嫌いな音じゃない。
夜、緑の多い町を歩いていると、この季節かならず聞こえる。
「そうかー、初夏だなあ」
と思う。
何度も思っている。

仕事後まっすぐ帰宅。
田和君から連絡があり、豪介君は来られなくなったとのこと。
昨日に続いて差しカツ丼ということになってしまった。
人生でこんなことは、たぶんこの先二度とない。

昨日の反省を生かす形でトンカツ作りから始める。
田和君、トンカツ作りの前に来る。
とりあえず座ってビールなど飲んでもらい、カツ丼作りを再開。
昨日の反省は味の薄さ。
原因はおそらくタマネギの多さ。

修正して作り直したカツ丼は、昨日のものより美味しかった。
田和君も、社交辞令モードがあったかもしれないけど、
「うまいっす」
と言ってくれた。

昨日と同じく、飲みながら色々な話をする。
昨日は、「劇団」というシステムについて話したが、今日は、「メンバー」の存在について話した。
田和君は豪介君が芝居をする時に、ブレーンだったり雑用だったり、とにかく手伝っている印象が強い、
「ボクは豪介が好きなんで、手伝いたいと思うんです」
シンプルな言葉を聞いた。

その言葉以上、どんな素晴らしい言祝ぎがいるだろう?

田和君は、みんなでワイワイ飲んでいる時にいつの間にか端っこで黙って座っていたりして、それが気になっていた。
おれもそういうところがあるから、だろうか。

田和君、12時前に帰る。
二日続きのカツ丼デイ。
どう定義したもんだろう、と思う。

カツ丼が好きになったのは、25歳の時に椎名誠の「哀愁の街に霧が降るのだ」を読んでからだ。
あと、映画「幸せの黄色いハンカチ」で、高倉健さんが食堂で「ラーメンとカツ丼」と注文する場面。
それを見てしまった以上、カツ丼と一生つき合っていくしかない。
となると、カツ丼のカロリー分、運動するしかない。