老舗の天丼を食べに行く

朝、9時過ぎに三ノ輪のマックでコーヒーを飲み、1時間と少し時間をつぶしてから、10時半に『土手の伊勢屋』へ。

店の前に、並んで待つ人のための丸椅子があったので、座って『カラマーゾフの兄弟』を読んだ。店の人が団扇を貸してくれようとしたが、日差しを浴びているわりに汗をかいていなかったので断り、本に集中した。

現在読んでいるのは下巻。次兄イワンの章。スメルジャコフは、フョードルを殺したのは自分であると述べ、つまりイワンがそそのかしたのだということを、イワンにわからせようとする。

11時に店があいた。自分の後ろには10人近い人が並んでいた。

天丼の(ハ)と肝吸いを頼んだ。店の内装は変わっていなかったが、店員が増えていた。
開店の少し前に、店員から店のパンフレットをもらった。三つ折りのきれいなものだった。一昨年来た時はなかったと思う。
ネットで検索すると、天丼バーガーという新商品を売り出していることを知った。どうやらこの老舗は、令和に入ったあたりから、ビジネス展開を変えてきたようだ。

天丼の(ハ)を食べながら、初めてこの店で食べた時の記憶を探った。中濃ソースのように煮詰まったタレが天ぷらにかかっていた。うな丼のタレみたいだと思った。今日食べたもののタレは衣に染みていて、どろっとしているかどうかわからなかった。

それでも、丼からはみ出す天丼には迫力があった。特に穴子がでかい。

食べ終わり、汗がそれほど出ていないことを確認してから、勘定をして外に出た。糖質制限、ゆるめに続けているが、食事をして汗をかかなくなったようだ。これは大変ありがたいことだ。

100円ショップでクリアファイルを買い、1時帰宅。

VBAでツールを作った時のコードなどを印刷してあるが、それらをクリアファイルに入れて整理した。

水耕トマトの容器周りに断熱材を巻きつけたのは先々週だったが、どうやら直射日光が容器に当たることによる水温上昇は防げているようだ。おかげで、枯れの進行は止まっている。とはいえ、成長も止まり気味なので同じことだが。
おそらく9月に入って涼しくなってくると、トマト的には好ましい気温となってくるだろう。しかし、秋分の日を境に、トマトエリアは向かいの家の日陰になっていく。せめて11月まで日がさす環境なら、秋トマト収穫もできただろうに。
前に住んでいた荻窪の部屋だったら一年中日がさしていたから、長期間の水耕栽培ができただろう。しかし、ベランダゆえに、そもそも野菜を育てようという発想がわかなかった。今の部屋は1階で、以前は庭に植物を植えられたから、トマトを育ててみようと思えた。そして、トマトを土耕で育てた経験があったから、水耕栽培をやってみようと思えたわけだ。順番は変えられない。

午後、キッチン用のミニテーブルが届いた。夜、組み立てる。足を取り付けるだけで良かったのですぐに終わった。

テーブルを設置してみると、思ったよりも小さく感じた。もう少し幅があったのを買っても良かったと思った。メジャーで測った時点ではそのサイズで十分だと思ったのだが。
しかし、小さいため、スペースが少し余った。そこに小さい棚を置くことができるかもしれない。