そうめんと茄子とばあちゃん

明け方、夢うつつの中でカミナリの音を聞いていた。
だがカミナリがあったことを知ったのは夕方、Twitterのつぶやきでだった。

朝6時40分に起きた時は、カミナリのことは夢と一緒に忘れていた。

玄米粥とチキングリルで朝飯。
8時40分から仕事。

手順書を作りながらWordの再勉強をする。
改めて、Windowsには日本語のフォントが少ないなあと思う。

昼休み、タマネギサラダと野菜のカップ麺で昼食。
先月中旬以来、麺類をほとんど食べていなかった。
いいことだ。

午後、ツールの改修が少しと、あとはトラブル対応。
6時半にあがり、実家へ。

オムライス、茄子とそうめんの煮物で夕食。
茄子とそうめんの煮物は、元はおばあちゃんの料理だった。
夏になると我が家で必ず出てきた。
正直言って、好きなおかずではなかった。
だが、よそでそういうものを食べたことがないゆえに、オレにとって「家庭の味」になっている。
大した料理ではない。
茄子とそうめんを、醤油とだし汁と砂糖で煮るだけ。
素朴なお総菜。
懐かしかった。

オムライスの量が多すぎて、食べ終わった後部屋でひっくり返り、消化を待った。
2時間近く横になっていた。

実家PCでExcelの資料作り。
過去公演の稽古開始日、台本完成日、稽古終了日を表にしたもの。
台本の上がりが早いか遅いか、印象ではなく具体的な日数で集計すると、実情と印象の違いがわかって面白い。
もっとも上がりが早かったのは「第二ゾーンへ」で、稽古最終日のひと月ちょっと前だった。
だがこの芝居はキャストがそろうのに時間がかかった。
キャスト集めには完成した台本が必須と思い、頑張って完成させたのだが、
(わたし、その役ですか?)
と断られることが多かった。大変だったな。

ここ数年は2週間前に上がることが多い。
「贅沢な肉」は稽古最終日の10日前にあがった。
マグ不足だとそのくらいが平均だ。

続けて企画書作りをする。
実家PCはOffice2003が入っているのだが、動作がきびきびして使いやすい。

作業を1時前に終え、風呂に入り、ビールを飲む。
母が起きてきた。
スマホのことを聞かれる。
母が今使っているのはガラケーだ。
「ガラケーって何よ?」
「ガラパゴスケータイのことだよ」
日本独自の進化を遂げた云々を説明する。
ついでに、ガラケーでもネットが見られることを説明し、実際に見せる。
驚いていた。

「こういうの、docomoの人、教えてくれる?」
「買い換える時に、目的をはっきり言えばいいんじゃないかな。ネットでこういうことがしたいです、みたいに」

しかし、スマホは年配のユーザーに不向きだと思うのだが。
なんだかんだ言ってガラケーは、手触りのあるボタンがあるのが良かった。
ウィルコムのスマホ、W-ZEZO3 Advanced を8年前に使っていたが、スライドキーボードがとても使いやすかった。
あのキーボードが今のAndroidにあればと、時々思う。
なにしろ、マグ公演「ジャック」は、そのスマホを使って、電車の中で立ったまま台本が書けた。
Androidでは、さすがにそれはできない。

2時過ぎ就寝。