研究室

6時半前、目覚ましが鳴る前に起きた。
昨夜はよく眠れなかった。
明らかに寝たりなかったが、二度寝すると起きるのが辛くなると思った。
普段より水を多めにしてお粥を炊いた。
ファスティング明けの朝だったが、そのことを意識することなく淡々と食べた。

8時半から仕事。

依頼仕事一つだけあり。
簡単なものだったので午前中に作る。

昼、タッパーに入れた陸湯と、カップの味噌汁で昼食。

午後、眠気がやってきた。
明らかに寝不足によるものだ。
途中、我慢出来なくなったので、自販機で挽き立てコーヒーを買い、飲んでから5分ほど仮眠をとった。
仕事終わりまでは、これでなんとかなった。

定時に上がる。
新宿三丁目まで歩く。
丸ノ内線と南北線で東大前へ。
トツゲキ稽古。

稽古場に入るとシアターゲームをやっていた。
いつもとは違い、見ているだけではルールがまったくわからないものだった。
着替えて参加し、ルールを覚え、失敗もしたところで終了。

共演者の藤田りんごさんのバースデーケーキがあった。
お相伴にあずかり、クリーム部分をいただく。
脂肪と糖分が脳を揺らせた。
横森さんからも仙台土産の萩の月をいただいたが、後で食べることにした。
砂糖は悪い意味で麻薬と同じ効果があるらしいからな。

稽古中、GM1という台詞をどうしてもBM1と言ってしまう。
言い終わってから気づく。
なぜそのように覚えたか不明。

女好きという部分に拘泥するとうまくいかない。
可愛い子が来てワクワク、ではなく、新しい子が来て気分がはつらつとなると考えると腑に落ちる。
おまけに、来た子は自分のタイプなので、二重に嬉しいみたいな。
ただ外側からは、女の子が来てはしゃいでいると見える。
そんな奴はよくいる。
PくんとかQくんとかVくんとかXくんとか。誰だ? なんて読むんだ?

休憩中近くのセブンでお金をおろそうとしたら、ATMがメンテナンス中だった。
メンテナンス中の人とやり取りする場面が、今回のオレの役にはある。
ATMじゃないが。
そういう意味では間がいいが、生活面では間が悪い。
財布にまたしてもお札がない。

休憩後、稽古の続き。
出番を待ちながら出ている人を眺めつつ研究室のことを思う。
製薬会社が別に出てくるから企業の研究室ではないだろう。
大学だとすれば研究員とは助手だろうか。
教授も登場するからまさにそうだろう。

「動物のお医者さん」を思い出した。
作者の佐々木倫子さんは北海道大学獣医学部に取材したのではなかったか。
大学の研究室の日常がリアルに描かれていることが、当時はとても新鮮だった。

それ以前、江戸川区のどぶ川でボラとか釣って遊んでいた中学時代のオレが、研究室という言葉に抱いていたイメージは、箇条書きにするとこうだ。

・地下にある
・入口はカモフラージュされている
(例 来々軒の地下1階 その場合研究室は来々研となる)
・爆発すればアフロヘア
・研究院の制服はナチス仕様
・博士は必ず学会を追われている
・巨大モニターがあり、「将軍」とか呼ばれる化け物が色々命令してくる
・もしくは、グラムロックのスターみたいなメーク、髪真っ赤っか、体にフィットしたきんきらきんの衣装を着たオカマキャラが色々命令してくる
・研究予算が不足している四畳半仕様というパターンもあり、昼飯は1階の来々軒から出前
・「ラーメンと餃子のつけ、貯まってるアルよ」と来々軒の店長によく言われる
・来々軒の店長もサブキャラとしてはそこそこ人気がある
・研究一筋の博士と、セクシーな助手という組み合わせも好きだ
(例 ルパンを出し抜くため助手に化けた峰不二子と、マッドサイエンティスト)
・峰不二子が助手の場合、正体がばれて博士の実験材料にされるというセクシーイベントがある

延々続きそうなのでやめる。
稽古も終わった。
「動物のお医者さん」を読み返すと、今回の芝居に役立つかもしれない。

大義名分としては、芝居のため、だけど。
稽古を見ていたら、久しぶりに読みたくなっただけだ。
漫画喫茶に行ってくるか。

稽古場横のエレベーターを下りると南北線のホームだった。
飯田橋から東西線経由で10時半帰宅。
疲れがどっときて、家までの道がとても遠かった。

「贅沢な肉」編集続き。
音声のノイズ除去と、カット編集の修正処理。
1時過ぎ就寝。