台本覚書

台風は通過したが、雨は降り続いている。
三日連続の地下鉄出勤。
新宿から地下道をゆく。
歩く歩道を利用してみたが、大して時間短縮はできなかった。

昨日の雨は各地に浸水災害をもたらしたようだ。
今月はただでさえ雨が多いのに。

昼、カップのしょうがスープ。
軽いファスティングも今日で三日目。

定時に上がる。
西の空に夕焼けが見えた。
住友ビルの屋上に上がり写真を撮った。
展望室はがらんとしていた。
写真を撮る女子が一人いた。気が合いそうだなおい。

新高円寺で降りると雨だった。
空は雨雲だらけ。
さっき見た西の空は、はるか西のことだったのか。

ドラッグストアで買い物をして帰宅。

台本の覚え書き。

日々を楽しめ炊くなる。
そんな日々をこじらせて、辛いと思うようになってしまった時。
感じるのは孤独感だ。
病気になると孤独になるのと同じ種類の孤独。
楽しいフリをしてみても辛さが増すばかり。
どうすればいいのかわからず、心情を声に出してみる。
それは独り言の形になる。
宙に浮いた言葉に返事をしてみる。
自分で自分に返事をしても、自分以上の知恵は出てこない。
それでも返事を続けるうちに、心の奥深いところから言葉が出てくる。
それはまるで、自分以外の誰かのようだ。
いつの間に独り言は会話になり、そこにはコミュニケーションに似たものが生まれていく。
まるで一人じゃないみたいだ。
子供の頃、人形やぬいぐるみ相手に会話をし、何時間も飽きなかった。
その能力はいつ失われたのだろう。
大人になり、子供の頃とは比較にならないほどたくさんの人と知り合った。
飲みに行こうと思えば、誘える相手がいる。
なのにどうして寂しいと感じてしまうのだろう。
一人でも平気じゃなくなったからだろうか。

…などなど、考えていることをまとめる。
台本の形にすることに、ただいま絶賛苦闘中。
制作仕事もあり、そっちをやらないといけないのに、手がつけられない。