45分多い稽古時間

7時40分起き。
玄米粥、味噌汁、納豆で朝食。

夕方の稽古のため、自転車で永福町へ行き、井の頭線を使って仕事へ。
都営新宿線が遅れていた。
5分遅刻。

昨日書いた台本のことが気にかかり、仕事は無意識にやっていた。
サーバー遅延は少しずつ改善されているようだ。

休憩中、スマホのテキストエディタで、過去の台本と今の台本のページ数を比較する。
だが、ファイルサイズで比較した方が、上演時間の比較はしやすい。

いずれにせよ、現時点ではまだ半分を少し過ぎたあたりだ。
稽古開始が8月17日だから、進捗は順調とはいえない。
稽古時間の短さを計算して、前倒しの開始日であったので、実質的には『ウーララ』と同じペースだ。
この先、追い抜かれるかもしれない。

2006年以前と以後では、台本の出来に大きな差がある。
昔の台本は下手くそだ。
余計な言葉が多すぎるし、展開に無理もある。

先日、岡山大学の学生さんが上演したらしい『光陰』も、初演時のテキストときたら目も当てられない。
書き直したバージョンをメールで送ったが、どっちを上演したのか気になる。
もっと気になるのは、あんなシリアスな台本を書いた作家が、新宿中野杉並をうろちょろするウスラバカであるのがバレてしまうことだ。

書き直したバージョンはそこそこ読める。
だが今のマグで上演するには勇気が要る。
かといってマグ不足向きでもない。

インターネット演劇研究所の管理人さんとFBを通じて連絡が取れたので、ログインパスワードの問題は解決した。
『光陰』は改訂版のみをアップしておこうか。
また、どこかの誰かがやってくれないとも限らない。
このまま埋もれさせるのも、言葉に申し訳ない。

昼、歯医者へ。
本格的な歯石取り。
歯と歯茎の間にある細かいものを取り除いてもらった。

セブンでカップヌードルとコールスローを買って食べる。

今週土曜から27日まで、シルバーウィークと有給の組み合わせで9連休となる。
どんなに稽古や台本進捗が遅れようと、その9日間で取り返せるつもりだが、当てにしていると9日間を使い切ってしまう。
踏ん張り時はあくまでも今週と心得る。

6時15分、高井戸にて稽古開始。
人が少なめ。
知恵ちゃん、鼻声だった。風邪らしい。
オフィスでも最近は風邪が流行っている。

冒頭場面から14ページまでを通してやる。
時間を計るのが主目的。
テンポを良くするという言葉を使わないで、結果的に会話のテンポが上がるようにしたくて、いつも言葉遣いに苦心している。
上げようとすれば簡単に上がるのだが、稽古で経るべき重要なプロセスがそのショートカットで抜け落ちる気がする。
言葉で喩えると、ノイズの根本要因を探す前に周波数でカットすることで、全体の音が不自然になるみたいなものだ。

つまり稽古とは回り道のことなのだ。
ゴールに到達するよりも、どんな道のりを辿ってみたか、なのだ。

きんちゃん、アイーダ、たけしの組を稽古する。
きんちゃんがキャリア的に10年以上先輩なのだが、オレが引っ張る、という感じではなく、三人で団子状になり、馴染む感じが有り難い。
オレがきんちゃんの役をやる案もあったが、それだと立場上、オレが牽引するポジションになってしまっただろう。

知恵ちゃんは今回、なべさんとの絡みが多い。
まだ、芝居で提示した世界を旅する展開に、台本が追いついていない。
あと、ふた徹夜くらいの時間が必要かもしれない。

9時45分に稽古終了。
いつもより45分長く使えたことが、実に有り難かった。
稽古時間のありがたみをひしひしと感じる日々だ。

なると笑里が飲みに行きたがっていたので、「一心」につき合う。
風邪の知恵ちゃんは帰った。
帰りがけに制作用のお金として財布からすべての札を渡していた。
飲み始めて気づいた。財布が空っぽだ。
アイーダに借りた。

たけし、玉ちゃん相手に映画や本の話。
好きな映画や本の話になると、わーっと喋りまくってしまう。

11時過ぎに店を出る。
なるは荻窪まで歩いて行った。

永福町でおり、自転車で帰宅。
徹夜明けで、疲れた。