カメラ抱えて

8時過ぎ起き。
新高円寺から四谷三丁目へ。
交差点できんちゃんと待ち合わせ。

カメラ機材レンタル店でカメラと三脚を借りる。
前回借りた時よりも三脚は小さかった。
それでも一人で二台分はしんどい。

四谷からJR。
秋葉原で乗り換えるが、京浜東北線に乗って、快速であることに気づかず田端まで運ばれる。

5分遅れで劇場到着。

カメラのバッテリーは満充電状態だった。
一台を客席後ろ、もう一台を最前列上手に設置した。
開演直前に田中さんにスイッチを押してもらうことにする。

前回もそうだが、カメラ設置の日はとてつもなく疲れる。
頭がしびれるような疲れだ。

たけしにカップヌードルを買ってきてもらい、昼飯に食べる。
最近、ろくな食事をしていない。

14時開演。
客席から末平の笑い声。
すぐわかった。
その声に調子を狂わされたのか、冒頭からとちりが目立った。
知恵・なべ、市森・兜森、優美・なる、この組み合わせは安定していたが。

空き時間にカメラのSDカード交換、データのコピー、電池の充電、PC作業その他。

楽屋の雰囲気はとても良いので、いじらずにそっとしている。
「毒薬」の時は、そこから隔絶されている気持ちでいたが、今回は同じ状況でもそう感じることがない。
出演者の違い、作品内容の違い、個人的状態の違い、色々違いはあるが、ありがたい。

カメラを上手下手に設置し、夜の回の準備に入る。

夜の回、昼にあった崩れはなかったものの、昨日の状態には戻らない箇所があった。
たけし、勢い込む場面で盛大に台詞を間違え、きんちゃんがフォローする。

昨日と今日が、一日2ステージの二日間だった。
今回の公演の具は、昨日と今日に詰まっている。
そして、対比も対照的だったのが、興味深い。

4日連続で黄金の蔵へ。
受付の女子二人と潮田君のテーブルで話しながら飲む。

稽古が始まり、進めていき、徐々に形になり、途中さまざまな困難があり、本番を迎え、初日二日目三日目とこなし、ふと立ち止まって、今回はどんな芝居なのだろうと考える、そのぎりぎりの日が今日だった。
明日は千秋楽だし、何を思おうと手遅れの日だ。

今回はマグネシウム不足をやった経験が生きている。
生きていると書くと偉そうなので言い換えると、マグネシウム不足でやった経験をふんだんに利用している。

作品の内容や演出の方法として、出演者や見る人がわかる形でマグ不足と本公演がリンクしていたら、それは「意味のある」ことのように思えるかも知れない。
だがその意味に、大して意味はない。
建前から自由になって好き勝手に遊んでいるのがマグ不足だ。
その「感じ」の多くを今回は引き継いでいる。
引き継ごうと思って引き継いだわけじゃない。
結果的にそうなった。

飲みの場で台本のこと演出のこと芝居のことをあまり話さない。
短い時間で追いつかないからだ。
それでも話したいと言われる。
ダイジェストにまとめるのは難しい。
日頃たくわえている言葉が、話し出すことで袋に穴があき、量に比例した圧力で噴き出す。
途中で止められない。
止めることが苦痛だ。

このブログは、たまった言葉の圧力弁の役割を果たしている。
オレのすべてなんかじゃない。

11時半に店を出る。
三脚二つとカメラバッグ二つを抱える。
重かった。
12時半帰宅。
あと一日。